兄弟妹夫婦旅行

 日光~宇都宮~東京~熱海伊東
 佐渡旅行
 青森、奥入瀬、十和田湖遊覧十和田湖の乙女の像見物。八幡平。中尊寺見物松島、瑞巖寺見物
 玉造温泉から鳥取砂丘、大乗寺見物、城崎温泉。天橋立、出石を見物
 小豆島観光:寒霞渓は生憎の靄がかかっていて眺望できなかった


1991年(平成三年)

九月二十一日(土曜日)

兄弟旅行1日目

★兄弟旅行 広島・忠海・勉・石井・藤沢夫婦12名で旅行。

 岡山~東京~宇都宮~日光

 東照宮見物 想像より落ち着いた建物であった。徳川時代の政治を感じた。儲け主義が溢れていた。

 日光線沿線の風景 杉並木の道 樹木が多いのに感心。

 JRの旅館 けごん荘に宿泊

 東北新幹線も上野ではなくて東京で乗換え。便利になっていた。

九月二十二日(日曜日)

★きょうだい旅行 2日目

 日光~宇都宮~東京~熱海伊東

 熱海から貸し切りバスで十国峠~芦の湖~関所跡~伊豆スカイライン~伊東

 JRの旅館 いとう荘に宿泊

九月二十三日(月曜日)

★兄弟旅行 3日目

 伊東~三島~岡山

 熱川バナナ・ワニ園、いのしし村、浄蓮の滝など見物。わさび園を初めて見た。天城越えを思った。山が深かった。

*今年の旅行では田鶴子が特に元気になっていた。仕事を止めて神経を使わなくなったからであろうとのこと。嬉しかった。全員元気で旅行できてなによりであった。


1993年(平成五年)

三月十九日(金曜日)

★兄弟妹旅行 第一日 達雄の還暦祝いも兼ねる。初めての佐渡旅行。虚子編『新歳時記』と共に

1.のぞみ号(昨日から運行開始)岡山~東京。富士山が美しかった。弁当。

2.あさひ号東京~新潟 湯沢には雪 新潟駅の植木は「雪吊」されていた。

3.ジェットホイル新潟港~佐渡両津港 foil borne(翼走中)80㎞/h

 日本海を航行中、海が球面であると感じた。日本海は春時雨。両津港では牡丹雪が降る。残雪、雨雲、墨絵

4.相川ホテル吾妻 烏賊火を初めて見た。「夕陽に一番近い相川」

 〽烏賊火明かるし佐渡の月さらに明 「誓子」の俳句が掲げられていた。

 温泉から日本海に浮かぶ烏賊船を眺める。

三月二十日(土曜日)

★兄弟妹旅行 第二日

1.尖閣湾 君の名のロケ地 海が澄んでいる。バスドライバー佐渡おけさ披露

2.佐渡金山 藪椿落つ佐渡の金山

3.アルコール共和国 尾畑酒造(杉玉、酒の聞酒・利酒)。甘酒購入。

4.朱鷺の郷、佐渡に流された人達の歴史の説明。流人、順徳上皇、日蓮上人など。

 佐々木木堂が印象に残った。家貧しくて教科書を筆写していた。絵を購入。

 「馬酔木の木高し朱鷺の郷」

5.越の松原 シルバービレッジで昼食、文弥人形を見物 真野湾の松原

6.小木港 たらい船 柿の木が多い 「柿酒」もある

7.西三川ゴールドパーク 砂金を掬う

 学生時代最後の考査「金について」を思い出した。

8.かもこ観光センター 魚貝類の店

9.湖畔の宿・吉田家に宿泊 広島の兄合流。兄弟の中で一番若いといわれた。

★俳句:○馬酔木の木高し朱鷺の郷

★語楽:「ききざけ…聞酒・利酒」「朱鷺」「烏賊」「杉玉」

三月二十一日(日曜日)

★兄弟・妹旅行 第三日 佐渡旅行 帰る

1.金北山には雪、牡蠣筏、湖畔の宿・吉田家

2.jet foilで佐渡~新潟港、タクシーで新潟駅、上越新幹線で東京、新幹線光号で岡山

*1 旅行中、俳句を作りたいと思い虚子編『新歳時記』を持参したが。絶えずアルコールを飲んでいたので観察も少なく、頭も働かなくて駄目だった。

*2 観光案内、入場券、絵葉書、箸の包みなどが日記の整理に好都合である。

*3 旅行中に書いてきたメモが句作に好都合。

★季 語 「牡蠣」…冬の季語

*妹も元気だった。平成15年8月21日


1995年(平成七年)

十月七日(土曜日)

兄弟旅行1日目

★岡山~新大阪、伊丹空港~青森空港、勉夫妻と我々夫婦。青森空港で広島・忠海の夫婦、折田氏と合流。総計9人。タクシー3台に分乗して出発。ねぶたの里で昼食、八幡平を通って南側のわんこそばの店にたちよる。奥入瀬、十和田湖遊覧、十和田湖のホテルに宿泊。

関連:十和田湖・奥入瀬

十月八日(日曜日)

兄弟旅行2日目

 朝、十和田湖の乙女の像(高村光太郎作)見物。ホテル出発。ジャンボタクシーで動く。八幡平(はちまんたいと呼ぶ)の紅葉を観賞。昼食:わんこそば。中尊寺見物、厳美渓見物、鳴子温泉宿泊。

似た者夫婦」とはよく耳にする言葉である。

▼私ども兄弟四人は夫婦(総勢八人)で年に一度、旅行をしていた。平成七年十月、東北地方の観光に出かけて、鳴子温泉(宮城県:人形:こけしの町)の旅館に泊まつた。

 夕食は宴会であった。男たちと女たちと向かい合わせて座った。

▼食事の世話をしてくれていた女中さんに、「この中の男と女は誰と誰が夫婦であるか」と、問いかけた。

 四組の我々は顔・形・所作が違い、見も知らなかったその人は全体を見比べて、この人とこの人だと完全に夫婦の組み合わせを当てられた。

 男たちはいくぶんか酔いが回っている。そんな者を見ての遊びに近い問題の回答が正解であることに、私は不思議さを感じた。

▼長年、連れ添った男女(夫婦)は口のきき方、食事の動作、ちょっとしたしぐさがいつの間にかお互いに影響し合って似てくるものだろうか。

 年齢的には私ども兄弟は十二歳の開きがあった。それぞれ女たちも年齢の違いがあった。この年齢を計算しての回答であったのだろうか?

▼話しが変わりますが、私は知人の奥様から「貴方は私の知人のご主人に感じが似ています」と言われたことがあります。私はそのご主人と言われたかたとは同じ会社に勤務していた。会社の気風が社員に刷り込まれて、他の人にはそれが強くかんじられるのだろうか。

▼社会人を見ると、この人は銀行に勤めている方ではないか、この人は学校の先生ではないかと想像することがある。勤務先の気風が体にしみこんでいるのではないかと思う。

 私はここで提案したいことがある。夫唱婦随の年の多くの夫婦でそのカップルを当てる実験を試みて立証するテストを行ってほしいものだと。既に行われているであろうとさえおもうのだが……。

(天声人語)きょう、いい夫婦の日2017年11月22日05時00分

 長く連れ添った夫婦は顔が似てくると言われる。俗説だと思っていたら、どうやら科学的な根拠があるらしい。かぎは、無意識のうちに相手の表情をまねる「ミラーリング」という行為である。鏡のように映すことを意味する

▼笑顔やしかめっ面など相手の表情にあわせ、人は顔の筋肉をわずかに動かすらしい。そうやって脳の回路 が、相手の感情を常に解読している。夫婦が長年お互いをミラーリングすれば、しわの形などが似てくるという。イーグルマン著『あなたの脳のはなし』で学んだ

▼知らず知らずにまねをしあうことが、お互いの顔立ちを形作る。何だか愉快な話にも思える。あるいは、ぞっとする方もおられるか

▼夫婦の根幹にあるのは、情と習慣と持続。絵本作家の佐野洋子さんがエッセーで書いている。「夫婦とは多分愛が情に変質した時から始まるのである。情とは多分習慣から生(うま)れるもので、生活は習慣である」「五十過ぎて仲良くなった夫婦は、けろうがたたこうが、びくともしなくなる」

▼2度の結婚と離婚を経験したがゆえの冷静な見方だろう。続かなそうで続き、続きそうで続かない。そんな不思議な関係である。11月22日は「いい夫婦の日」。パートナーのあり方も、これから多様化していくだろう。「いい夫夫」「いい婦婦」であっても、ことの本質は変わらないか

▼二人でたくさん苦しみ、たくさんなじり、たくさん慰め、たくさん笑う。みけんのしわも目尻のしわも、いずれ二人の履歴書になる

関連:十和田湖・奥入瀬

★平成七年十月九日(月曜日)

 タクシー3台に分乗して動く。

 松島、瑞巖寺見物。臨済宗のお寺。さすがゴミは落ちていなかった。観光客が多い。入場を時間制限していたが修行にはどうなのだろうか。岡山曹源寺と比較して建物は数段よく出来ていると感じた。お寺の中で、達磨大師の木彫りを買った。

▼仙台青葉城跡見物。東北大学の環境のよさに感心。昼食は仙台駅の近くで

▼東北、東海道、山陽新幹線で帰岡。夕食は名古屋駅からの弁当。

瑞巌寺ダルマ人形伊達政宗


1996年(平成八年)

★1996・9・21(土曜日)

兄弟旅行(山陰地方)。松江駅前で合流。玉造温泉へ行く。

★1996・9・22(日曜日)

兄弟旅行(山陰地方)。玉造温泉から鳥取砂丘、大乗寺見物、城崎温泉。

★1996・9・23(月曜日)

兄弟旅行(山陰地方)城崎から天橋立、出石を見物して帰宅。

山陰地方城崎温泉天橋立


2000年(平成十二年)

★10月28日

☆兄弟旅行:小豆島。石井忠之、愛子夫婦、広島、忠海、勉夫婦と我々の十一名。

★Sunday, October 29

☆小豆島観光。タクシーと小型バスの2台。寒霞渓は生憎の靄がかかっていて眺望できず。

 土庄の船着場のすぐ外に、〈眼の前魚がとんで見せる島の夕陽に来て居る〉放哉 大正十四年~十五年 小豆島と、刻まれた石碑が建っていた。

土庄港小豆島二十四の瞳

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