第六話:初めてのアメリカ旅行からの帰国


平成元年8月25日(金)

 楽しい、長いアメリカの旅でした。いよいよ帰国の時がきた。前日予約。値段も20$と決めておく。時刻が過ぎるとキャンセルすることも決めておいたとのこと。ハイヤー代+Toll +チップ。  
   8:00 ハイヤーがアパートに来る。

▼F. Kennedy Airport Northwest Terminal に3人で行く。(写真は空港)

 Check in して荷物を預ける。

 家内 ビーフジャキ― 11$*3個 購入。

 送ってきてくれた長男の嫁と別れる。

▼11:20 ニューヨーク発。12時ころ離陸。13時間して成田に到着予定。

 機中、Ludlum の小説を読む。64ページ讀んだ。アメリカで起きて日本に帰って寝るまで28時間(7時~11時)寝なかった。

 隣の席に女性テニスの選手:柳さんが乗る。彼女はランキング3位である。カナダ・オープンに参加しての帰りであった。テニスラケット8本も持っていた。プリンスホテル所属。夙川高校・武庫川女子短大卒。毎日4時間練習。彼女は話好きで、テニスを中心に話した。

参考:プレーヤー:柳 昌子ー日本テニス協会公式サイト

▼N.Y. F. Kennedy→成田→大阪~千里中央~新大阪→岡山→我が家。

 新幹線は極めて時刻が正確(誇りにしてよいものである)

 アメリカで飛行機にたびたび乗ったが、時間は遅れるものであった。

 日本のJR, 都市の電車も自慢してもよいものだと思つた。便利・清潔。

 英語のアナウンス アメリカへ出発するときは新幹線の英語のアナウンス、空港でのアナウンスは聞き取りにくかった。約1カ月のアメリカ旅行で、ともかくも英語のシャワーを浴びた。帰国した時は非常に聞きやすくなっていた。中でも、ニューヨークでの話すスピードは早いといわれていた。


アメリカを覗き見て

 日本でお金をためることができれば、アメリカで生活をすれば楽であるようだ。生活費が安い実感がした。

 チップの習慣に馴染めなかった。あるレストランで支払金額の10%程度にすると Waiter がなにかふ都合なことがあったのかと聞きに来る。スープを注文したのに持ってこなかったと理由を言うと紊得したようである。Busy であったので忘れていたのであろうと言い訳をする。

商店の売り子 カメラ電気製品店 買うだろうと判断すると、愛想よく説明する。買うのをよそうかと思うと、タイミングよく80$のものを10$も値下げする。それでも買わないと、大体口も利かなくなる。

 人種混在のアメリカ人では、アメリカ人ということは、日本人はということと比較できない。アメリカある程度で住んでから、アメリカ人を知るのは難しい。

 職業意識 プロ野球をTVでみた限りでの印象:自分のポジションを責任をもつてこなしている。同僚間では助け合い、慰め合い、励まし合いはあまり感じられない。監督~選手個人の関係のみが感じられた。
 Show を見たが Showman は自分の Performance を全部出しきっている印象を受けた。Performance の真の意味を感じる。Hungry 精神が基本にあるのだろう。あらゆる分野にいえることだろう。
*当時は、日本のTVでアメリカのプロ野球は見たことがなかった。現在は、メージャリグで日本の野球選手が活躍しており、TVでも放映されている。隔世の思いがする。

 アメリカの空港の多くでは軍の大型輸送機(黒色)が駐機していた。何時でも発進できる状態であると思った。

 Weatherman アメリカ天気予報(N.Y. city のTV):アメリカ全体の気象を放送している。日本の25ばいの面積である。50州の国であるから日本では2州に相当する面積を細かく天気予報していることになる。したがってアメリカでは地域の細かいものはわからない。全体の傾向を知ることができるということになる。

平成元年8月26日(土)

 日本に帰ったのが14時過ぎ ともかくも無事に帰った。郵便がどっさりきていた。

 旅行の前には国際電話で長男夫婦と話していた。どうしているだろうか、困ったことはないだろうかと、家内は話していた。夫婦で初めてのアメリカ旅行で、二人の生活を見て安心した。


参考:F. Kennedy Airportから、私どもが帰ってきて二十五年後、ケネディ大統領の娘さんであるキャロライン・ケネディ氏、大使着任(2013/11/16)
 米国一の新しい駐日大使になったキャロライン・ケネディ氏(55)が15日、着任した。
 1963年に暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領の長女で、女性初の駐日米大使となる。
 成田空港に到着後、夫を伴って報道陣の前に現れ、「父は米国大統領として初めて訪日することを望んでいた。日米両国の緊密な関係の強化に取り組めることは、私にとって特に名誉なことだ」と声明を読み上げた。「日米同盟は平和で繁栄する世界にとって非常に重要だ」とも述べ「日本という美しい国を見て多くのことを学び、新しい友人をつくることを楽しみにしている」と話した。19日に天皇陛下への信任状奉呈式に臨んだ。

平成二十五年十一月二十四日

平成二十六年十月二十一日:Google Mapを張り付けた。美弥子と初めてのアメリカへの旅行を思い出す。

 

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