第2回目ヨーロッパ出張
ローマー・コペンハゲン見物

 期間:昭和47年4月22日~5月8日

▼4月22日(土) 出発 大阪→東京→アンカレッジ→ハンブルグ→フランクフルト:大阪→東京空港では到着が遅れ富士山の南を3回程度回って到着を待つ。その後、国際線に乗り込みドイツへ向かう。

 4月23日(日) フランクフルト ホテル(Monopole)に到着。 川瀬さんと栗原さん(西独への会社派遣事務所の駐在社員)に会う。 川瀬さんとは、研究所で一緒に研究していた。栗原さんには、前年、お世話になった。

 4月24日(月)~4月28日(金) フランクフルト:ルルギ (Lurgi,Metallgesellshaft)社訪問。今回の仕事を行った。

▼4月29日(土) ローマーへ 空路ローマへ行く ローマに宿泊

 4月30日(日) ローマーより空路デンマーク コペンハーゲンに行く。夜遅くまで市内見物。コペンに宿泊。

 5月01日(月) コペンハーゲン見物。メデーであった。空路 西独ハノーバーに行き宿泊

 5月02日(火) ハノバーでべネック (Benecke) 社訪問。空路 フランクフルトにで行き。宿泊

 5月03日(水) 栗原さんの自動車でジロー(Dilo)社訪問。商社丸紅の社員と同行。川辺のレストランで昼食、ジロー社の人と同伴。美味であった。帰路ハイデルベルク見物。スイスのバゼルに自動車で行き、その地に泊まる。(Steingenberuger Hotel)

 5月04日(木) バゼルでサンドツ(Sandoz) 訪問。

 5月05日(金) ホルツストッフ (Holzsutoff) 社訪問。昼食後、栗原さんはバゼルより西独の Dusseldorf に帰る。川瀬さんと同行の熊井君・私はベルン(スイスの首都)へ汽車で行く。宿泊。

 6月06日(土) ベルン見物。バゼルまで汽車で行き、飛行機でジュネーブ経由パリに向かう。バゼルで川瀬さんが長い間、別れの手を振り私どもを見送ってくれた。いまでも印象に残っている。パリに泊まる。

 6月07日(日) パリ見物 日航機でモスクワ経由東京行きに乗る。

 6月08日(月) 東京→大阪は日航機、大阪→岡山は新幹線。

▼今回の2回目は1回目(1971年)に比べて慣れていた。仕事の休日には、K氏とローマ、コペンハーゲン、パリと足をのばし、北欧、ローマの風土・人、に接することができたのは非常に参考になった。しかも、2回目であるということだったので落ち着いて観察することができたのは、なほプラスであった。また、スイスのベルンに入り、その gemutlichkeit の一端にもふれることができたことは、私にはその意義が大きかった。

 会社の研究開発部門に勤務していた時、西独から技術導入の検討のための2回目の出張であった。

ローマーではめい所を見物しましたが、歴史の奥行の深さを感じさせられた。また観光客がおおかった。料理もおいしく、小さなレストランではホームワイン(フラスコ状の容器にはいっていた)がふんだんで、安くのめました。

▼ローマーよりの空路デンマーク:コペンハーゲンへの飛行はスカンジナビア航空であった。機内でデンマークの親子と同席になり、会話を楽しみ、5円硬貨を子供に上げますと、お母さんが「ラッキーコイン」だと大変喜ばれた。いまでも、硬貨の中央に穴があるのはないのでしょう。

デンマークは北欧にあり、夜が長い国であり、したがって、それをいかに楽しく過ごすかが問題ではないかと、日本人として想像した。現地でみた彼らは結構家族・友人などと交流している様子がうかがわれた。施設の一つであるチボリ―公園には多くの人々が夜遅くまで楽しんで、食事をしたりしていた。海のほとりの市でしたので魚介類がおおくて、非常に珍味でした。

 市全体の雰囲気が私の感覚にあったのか高齢になったら、こんなところに住みたいものだと思った。

参考:倉敷市にチボリ公園を誘致しました。しかし数年後、廃園になりましたことを記憶されている方がいらっしゃると思います。

 1997年(平成9年)、旧倉敷紡績(クラボウ)倉敷工場跡地に開園。デンマークのコペンハーゲンにある世界最古のテーマパークで、数々の童話を世に送り出したハンス・クリスチャン・アンデルセンが頻繁に訪れたことでも知られる「チボリ公園」をモデルとしており、園内にはデンマークやアンデルセンをイメージしたアトラクションや庭園、ショップ、レストラン、劇場などが点在していた。

 敷地面積は約12ヘクタール。2008年(平成20年)11月の時点では、園内には20のアトラクション、13の土産物店、14のレストランがあった。

 運営は、岡山県などが出資する第三セクターのチボリ・ジャパン株式会社が行っていた。経営難のため、2008年12月31日の営業終了(正確には2009年(平成21年)1月1日の午前1時)をもって閉園し、11年の歴史に幕を下ろした。

▼(風 コペンハーゲンから)住みやすさ“世界一” 都市の魅力、「様性」が高める 梅原季哉

 「世界で最も住みやすい都」のトップ10に、日本の都市が三つも入っている。東京は、首位のコペンハーゲンに続く2位。9位に京都が入り、福岡も10位に――。

 そんなランキングを目にした。発表したのは、英ロンドンで編集発行されるライフスタイル情報誌「モノクル」の7・8月合併号。どんな基準で選んだのか、タイラー・ブリュレ編集長に聞いてみた。

 7割方はデータに基づいて判断している。例えば強盗や殺人の発生率、公共交通機関の信頼度、書店の数《。トップ25のリストに、北米の都市ではバンクーバー(15位)とポートランド(23位)しかなを連ねていない。「数値が悪かったからだ」。中国本土の都市も入っていない。

 ただ、「残り3割は編集部で話し合い、いわば主観で決めている。無味乾燥なデータではなく、その地に身を置き初めて分かる面は大きい」。

 日本の3都市は治安の良さや良好なインフラが功を奏し、データは好成績を獲得。さらに、主観的にみても「東京はあらゆる文化が楽しめる真の24時間都市といえる。京都も福岡も、豊かな体験を提供してくれる」という。手放しの褒めようだが、世界的に見て安全で清潔、何でもあって便利な都市という評価は誇っていいことだろう。

 では、1位のコペンハーゲンとはどんな街なのか。その魅力を探りに、デンマークの首都を訪れた。

 街角でまず目を引くのは、自転車だ。市内中心部の主要道のほとんどに、自転車専用レーンが設けられている。通勤ラッシュ時は、絶え間なく銀輪の列が通りすぎる。

 公共レンタサイクルを借りて、私も走ってみた。クルマとの明確な分離がもたらす安心感があり、速く走れて快適だ。3人いる副市長格で、市の長期戦略を担当するアンヌ・スコウブロ執行委員は「人々の日常の選択肢として、市内では自転車が最速の交通手段。環境に優しいし、自転車レーンは車道の整備よりずっと安い投資」と強調する。

 コペンハーゲンは1990年代半ばまで、産業の国外移転、空洞化に伴う財政難にあえぎ、多くの地区が活気を失った。市は住宅、雇用、子育て支援など様々な政策を通じて、「日常の暮らしの質をいかに向上させ、人々を都心にとどまらせるか」(スコウブロさん)に焦点をあてた。

 外国人や同性愛者ら少数派に配慮する政策も、そうした都市再生戦略の重要な柱だ。外国籍の市民はこの12年で約7割も増加したという。担当のトマス・ヤコブセン文化・余暇行政部長は「開かれた都市であることは、創造と革新を担保する成長戦略の一環だ」と言い切る。

 歴史をさかのぼれば、デンマークの寛容さにはナチス・ドイツに占領された第2次世界大戦中の「原点」がある。ナチスが直接の軍政を敷いた43年夏、多くの市民が組織だって抵抗運動に協力し、コペンハーゲンを中心に住んでいたユダヤ人の大半、約7千人を海峡を渡った中立国スウェーデンへ脱出させたのだ。

 市執行委員のスコウブロさんは語った。「多様性こそ都市生活の大切な価値、強さ。私たちには寛容と多様性を重んじてきた伝統がある」

 さて、日本、東京はどうなのか。人口規模も歴史も地理も異なるが、考えるべきことは多い。6年後に五輪を控えていれば、なおさらである。

 (ヨーロッパ総局長)

2014年9月7日(朝日新聞)

私見:7割方はデータに基づいて判断している。例えば強盗や殺人の発生率、公共交通機関の信頼度、書店の数」についてのデータによるものだが、「住みやすさ」のなかに、生活費を占める物価・家賃などを加味すればどうなるか知りたいものである。


皇太子さま、デンマーク到着 2017/6/16 2:11

 【コペンハーゲン=榎本行浩】皇太子さまは15日午後、親善訪問先のデンマークの首都コペンハーゲンに到着された。政府専用機でカストロップ空港に降り立った皇太子さまは、デンマークのフレデリック皇太子夫妻や同国政府関係者らの出迎えを受けられた。この後、宿泊先のホテルに移動し、16日以降の公務に備えられた。

 皇太子さまは15日から20日までデンマークに滞在し、21日午前に帰国される。同国では、日本との外交関係樹立150周年を記念した行事に出席される。自身のライフワークである水問題に関連し、同国の海運の歴史を紹介する博物館や、自然エネルギー分野で先進的な施設も視察される。
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ルルギ

ルルギ会議室
右端:Karl Satorius さん?

ルルギ会議室

ローマ空港

トレヴィの泉

コペンハーゲン市 内(1)

市 内(2)

市 内(3)

市 内(4)

人 魚

ハイデルベルク

帰国の日航機

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