此の庭は元禄十四年に津田永忠(後楽園創作奉行)が築造した江戸時代庭園に禅院庭園としての形式を取り入れた。 池泉回遊式の庭園である。後山を背景とした心字形池には亀島があり、山畔中央に出島と瀧組を配し、これは鶴島を代表している。 此の瀧組は枯山水の瀧組手法を踏襲したもので、三段形式を採り、実に見事な技倆を見せている。 本庭の池泉はその手前が弓形の池泉形式である。石組みは船着きであって、池泉に護岸を用いない点は 京の修学院離宮の茶庵の池泉と共通するものである。 当寺は境内広潤にして幽玄。堂宇亦た宏壮にして雅致に富み、伽藍の結構の美と相俟って他に比類なき巨刹である。 回遊式でありまして、高いところに登ると、また全体の景色が変わって見える。 作成日:2015年6月18日:2017年4月5日に追加 写真をクリックしますと少し大きい画面になります。Please click on each photo, so you can look at a little wider photo.
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