三国一郎著『戦中用語集』

改 訂 版 2022.12.29 改訂

 

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年 月 日 項 目
昭和10(1935) 2.18 菊地武夫、貴族院で美濃部達吉の機関説を攻撃. 3.23 衆議院、国体明徴を決議. 8.3 政府、国体明徴を声明. 10.3 イタリア、エチオピア侵入開始.
昭和11(1936) 2.26 青年将校、クーデターを企て、斎藤内大臣、高橋蔵相らを殺害(2.26事件). 8.7 首・蔵・外・陸・海5相会議、「国策の基準」(大陸・南方への進出と軍備充実)を決定. 11.25 日独防共協定調印ഀ
昭和12(1937) 4.5 防空法公布. 6.4 第1次近衛内閣成立. 7.7 盧溝橋で日中両軍衝突(日中戦争始まる). 8.13 上海で日中両軍交戦開始. 10.12 国民精神総動員中央連盟創立. 11.18 大本営令公示.11.20 宮中に大本営設置. 12.13 日本軍、南京を占領、大虐殺事件をおこす.
昭和13(1938) 1.16 物資動員計画発足. 4.1 国家総動員法公布 7.30 産業報国連盟創立. 10.27 日本軍、武漢三鎮を占領. 11.3 近衛首相、東亜新秩序建設を表明.
昭和14(1939) 4.5 映画法公布(脚本事前検閲など). 5.12 ノモンㇵンで満・外蒙両軍衝突(ノモンㇵン事件の発端) 7.6 海軍零式艦戦闘機、試験飛行。 7.8 国民徴令公布。 8.28 平沼内閣、独ソ不可侵条約締結について欧州情勢複雑怪奇と声明して総辞職. 9.1 ドイツ軍、ポーランド侵入(第二次世界大戦始まる).初の興亜奉公日(毎月1日実施). 12.26 朝鮮総督府4,朝鮮人の氏名に関する件公布(創氏改名を強制)
昭和15(1940) 2.2 民政党齋藤隆夫、衆議院で戦争政策を批判し問題化. 5.3 東京市、外米6混入の米を配給. 6.24 近衛文麿、枢密院議長を辞任. 新体制運動推進の決意を表明。 7.6 商工省・農林省、奢侈品等製造販売制限規則を公布.翌日施行(7.7禁令) 7.22 第2次近衛内閣成立.7.26 閣議、基本国策要綱を決定(大東亜秩序・国防国家の建設方針). 7.27 大本営政府連絡会議.武力行使を含む南進政策を決定。 8.1 東京市内に「ぜいたくは敵だ!」等のい立看板1500本配置. 8.23 新協・新築地両劇団解散. 9.11 内務省、部落会・町内会等整備要綱を府県に通達. 9.23 日本軍、北部仏印に進駐. 9.27 日独伊3国同盟、ベルリンで調印. 10.12 大政翼賛会発会式. 11.1 砂糖・マッチ切符制。全国実施. 11.2 大日本帝国国民服令公布 .11.10(-14) 紀元2600年祝賀行事(提灯行礼、旗行列など). 11.13 御前会議、支那事変処理要綱を決定。 11.23 大日本産業報国会創立. 12.6 情報局設置. 12.7 閣議、経済新体制確立要綱を決定. 
昭和16(1941) 1.8 東条陸相、戦陣訓示達. 3.1 国民学校令公布.(4.1 小学校を国民学校と改称) 3.3 国家総動員法改正公布.3.10 治安維持法改正公布.4.1 6大都市で米穀配給通帳制・外食券制実施. 4.2 大政翼賛会改組. 4.13 日ソ中立条約、モスクワで調印. 4.16 ハル国務長官・野村大使、日米交渉を開始. 6.6 大本営、対南方施策要綱を決定.6.25 大本営政府連絡会議、南方施策促進に関する件(南部仏印進駐)を決定. 7.1 全国の隣組、一斉に常会を開く(以後、毎月1回). 7.2 御前会議、情勢の推移に伴う帝国国策要綱を決定.10.18 東条内閣成立. 11.5 御前会議、帝国国策遂行要領を決定・大本営、連合艦隊に対米英蘭作戦準備を命令. 11.22 国民勤労報国協力令公布. 11.26 ハル長官、野村大使らに日本の最後案を拒否し、新提案(ハル・ノーと)を提示. 12.1 御前会議、対米英蘭開戦を決定. 12.8 日本軍、マレー半島上陸、ハワイ真珠湾空襲. 12.16 戦艦大和、竣工.
昭和17(1942) 1.1 食塩の通帳配給制実施. 1.2. マニラ占領. 1.8 初の大詔奉戴日(毎月8日実施). 1.9 学徒勤労動員開始. 2.15 シンガポールの英軍降伏. 2.23 所得税法など改正公布. 3.7 大本営政府連絡会議、戦争指導大綱を決定. 4.11 パターン半島占領. 4.18 米陸軍機、東京・名古屋・神戸を初空襲. 4.30 第21回総選挙(翼賛選挙). 5.26 日本文学報国会結成. 6.5(-7) ミッドウェー海戦. 8.5     戦艦武蔵、竣工. 9.1 閣議、大東亜省設置を決定、東郷茂徳外相、反対して辞任. 11.3 第1回大東亜文学者大会開催. 12.31 大本営、ガダルカナル島撤退を決定. 
昭和18(1943) 2.2 ニューギニアで日本軍玉砕. 1.13 ジャズなど米英楽曲1000種類の演奏禁止. 2.1 ガダルカナル島撤退開始. 4.18 連合艦隊司令長官山本五十六、ソロモン上空で戦死. 5.29 アッツ島の日本守備隊玉砕. 6.4 閣議、戦時衣生活簡素化実施を決定. 7.21 国民徴用令改正公布(国家目的にもとづく徴用を規定). 8.17(-9.23) 上の動物園、空襲時bにそなえ猛獣を毒殺. 9.8 イタリア、無条件降伏. 9.23 閣議、国内必勝勤労対策(25歳未満の女子を勤労挺身隊として動員)決定. 9.30 御前会議、「今後執るべき戦争指導の大綱」および「右に基く当面の緊急措置に関する件」を決定(絶対防衛線をマリアナ・カロリン・西ニューギニアの線に後退する). 10.21 神宮外苑競技場で出陣学徒壮行会. 11.22(-26)カイロん会談. 11.25 マキン・タラワ両島の守備隊玉砕島の守備隊玉砕. 12.24 徴兵適齢1年引下げ.
昭和19(1944) 1.7 大本営、インパール作戦を認可. 1.18 閣議、「緊急国民勤労動員方策要綱」を決定. 1.26 東京・名古屋に防空法による初の疎開命令. 2.6 クェゼリン・ルオット両島の守備隊玉砕. 2.23 『毎日新聞』、「竹槍では間にあわぬ」の記事で差し押さえ. 2月 東京で雑炊食堂開設. 6.19 マリアナ沖海戦. 7.4 大本営、インパール作戦の失敗を認め、作戦中止命令. 7.7 サイパン島の守備隊玉砕. 7.18 東条内閣総辞職. 8.3 テニアン島の守備隊玉砕. 8.4 国民武装決定で竹槍訓練開始. 8.5 大本営政府連絡会議、最高指導会議と改称. 8.10 グアム島の守備隊玉砕. 8.22 沖縄からの疎開船対馬丸、米潜水艦により撃沈. 8.23 女子挺身勤労令・学徒勤労令、公布. 10.24 レイテ沖海戦(連合艦隊の突入作戦失敗). 10.25 神風特攻隊、レイテ沖で初の米艦攻撃.
昭和20(1945) 2.4(-11) 米英ソ、ヤルタ会談. 3.10 B29約300機、東京を大空襲. 3.15 大都市における疎開強化要綱決定. 4.1 米軍、沖縄本島に上陸. 5.7 ドイツ、無条件降伏. 6.6 天皇臨席の最高指導会議、「今後採るべき戦争指導の基本大綱」(本土決戦方針)を採択. 6.18(-23) 沖縄本島で看護に従事の女生徒多数戦死、自決(ひめゆり部隊). 6.23 沖縄の守備軍全滅. 7.10 米機動部隊、関東各地を空襲. 以後、空襲全国各地を攻撃. 7.17(-8.2) 米英ソ、ポッダム会談. 7.26 対日ポッダム宣言発表. 8.6 広島に原爆投下. 8.9 長崎に原爆投下、ソ連、対日参戦. 8.14 御前会議、ポッダム宣言受諾を決定. 8.15 天皇、終戦の詔勅放送、鈴木内閣総辞職. 8.18 満州国解消. 8.20 灯火管制解除. 9.2 降伏文書に調印. 9.22 GHQ、「降伏後における米国の初期対日方針」を公表. 10.25 政府、憲法問題調査委員会設置. 10.30 GHQ、教育関係の軍国主義者、超国家主義者の追放を指令. 12.16 近衛文麿、服毒自殺


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