★穣葉 【ユズリハとは】 福島県以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するユズリハ科の常緑樹。日本原産の木で内陸の山地に自生するが、樹形が整いやすいため庭園や公園にも植栽される。漢字表記は「譲葉」のほか「杠葉」「楪」など。 一般的には葉を正月飾り(注連飾り、蓬莱飾り、鏡餅の敷物など)に使うことで知られる。こうした習わしは、新葉が揃うまで古葉が落ちず、新旧の葉が着実に入れ替わる様子に円満な世代交代や子孫繁栄を託したもので、縁起の良い木として記念樹に使うことも多い。 ユズリハという名は、上記の世代交代にちなむというのが通説だが、太めの葉脈を弓弦(ゆづる=弓に張る糸)に見立てたという説もある。古名は「ゆづるは」で、万葉集にもその名で登場する。 ※写真:古葉の上に新葉が出ている。 2024.10.15 記す。
★冬の美観ユズリハ
★花・鳥・昆虫の名前の由来を知るには
★まんりょう
★第六十七候「芹乃栄 (せりすなわちさかう)」 1/5~1/9頃
七十二候が小寒の初候に変わり、芹が盛んに茂る頃となりました。 冷たい水辺で育つ芹は、空気が澄み切るように冷えるこの時期、“競り合う”ように良く育ち、1月から4月にかけて旬を迎えます。 春の七草のひとつ「セリ」
食べると爽やかな香りと歯ざわりが特徴の芹は、春の七草の一つとしてもおなじみ。
※ 自生するセリを採取する場合、同様の生育環境に育ち、見た目も似ているとされる有毒の「ドクゼリ」や「キツネノボタン」に、ご注意ください。 ★七草粥
★クリスマス・ローズ
★はこべ(はこべら)
★なずな
★第六十八候「水泉動 (しみずあたたかをふくむ)」 1/10~1/14頃 七十二候が小寒の次候に変わり、地中で凍っていた泉が融け動き始める頃となりました。 この候でいう「水泉」とは、“湧き出る泉” のことをいいます。 湧き水の流れに生える水草 一年で一番寒さの厳しい大寒に向かいながらも、自然界では着々と春への準備が進み、かすかなあたたかさを愛おしく感じられる季節です。
★のぼろぎく
★第六十九候「雉始雊 (きじはじめてなく)」 1/15~1/19頃
七十二候が小寒の末候に変わり、雉のオスがメスを求めて鳴き始める頃となりました。 雉のメスは全体的に茶褐色をしていますが、オスは目の周りに赤い肉腫があり、深緑色を主色とした長く複雑美麗な羽をもっています。
日本の国鳥「雉 (キジ)」 雉は日本の国鳥で、古名をキギスまたはキギシといい、それが転じて「キジ」になったそうです。 ★第七十候「款冬華 (ふきのはなさく)」 1/20~1/24頃 七十二候が大寒の初候に変わり、ふきのとうが出始める頃となりました。 厳しい寒さの中、そっと黄色いつぼみを出すふきのとう。 款冬とはフキのことで、その花茎をフキノトウといいます。
冬に黄色の花を咲かせるところから、冬黄 (ふゆき) がつまって「ふき」になったと言われます。
★大寒
★蕗
★木の芽
★第七十一候「水沢腹堅 (さわみずこおりつめる)」 1/25~1/29頃
七十二候が大寒の次候に変わり、厳しい寒さで沢の水さえも凍る頃となりました。 大気の冷えがまさに底となるこの時期、池や沼の水面の氷は、溶けたり凍ったりを繰り返しながら厚みを増していきます。
岡山県鏡野町 冬季限定氷瀑の岩井滝
★さわらび
★立山たちやまの雪
★第七十二候「鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)」 1/30~2/3頃 七十二候が大寒の末候に変わり、春の気配を感じた鶏が卵を産み始める頃となりました。 「乳す」は、鳥が卵を産むという意味です。 ところで、今回の候は七十二候の最後の候で、2月4日頃の立春からは「東風氷を解かす」という第一候に変わります。 ようやく春がやってきますね。
★すずめのかたびら
★木守り
★第一候「東風解凍 (はるかぜこおりをとく)」 2/4~2/8頃 七十二候が立春の初候に変わり、暖かい春風が川や湖の氷を解かし始める頃となりました。 東風は春の季語で、菅原道真の 「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花、主なしとて春を忘るな」 をはじめ、多くの和歌や俳句に詠まれています。 七十二候はこの候が第一候となり、一年の始まりでもあります。 春の兆しとなる柔らかな風が吹き、冬間に張りつめた厚い氷を解かし始める、まさに春の訪れを表した候です。
★第二候「黄鶯睍睆 (うぐいすなく)」 2/9~2/13頃 七十二候が立春の次候に変わり、山里ではウグイスが鳴き始める頃となりました。 「睍睆」とは鳴き声の良いという意味で、その美しい音色からウグイスは、オオルリ、コマドリとともに日本三鳴鳥に数えられています。 ウグイス 「ホーホケキョ」という、ウグイスおなじみのさえずりは雄のみのもので、気象庁ではこのウグイスのさえずりを初めて聞いた日を「ウグイスの初鳴日」として、梅や桜の開花とともに観測しています。 ウグイスの初鳴きは、一般に温暖な地方ほど早く、沖縄や九州では2月20日頃、北海道では4月30日頃と、「初鳴き前線」は季節の進行とともに北上していきます。 ウグイスが別名「春告鳥」や「報春鳥」と呼ばれるのも、そんなところからきています。 また、その年に初めて鳴くウグイスの声を「初音 (はつね)」といいますが、実はこの頃の鳴き声は、まだ本調子ではありません。 「ホーホー、ケッケッ、ケキョ・・」と鳴き声を整えている状況を「ぐぜり鳴き」と呼び、その初々しい声を聞くのもまた微笑ましいものです。
★ウグイスの初 鳴 日
★第三候「魚上氷 (うおこおりをいずる)」 2/14~2/18頃 七十二候が立春の末候に変わり、凍っていた川や湖の表面が割れだす頃となりました。 「魚上氷」は、そんな割れた氷の間から、魚が飛び跳ねる様子を表した候です。 この時期によく見られる春先の薄く張った氷や解け残った氷は、「薄氷 (うすらい)」や「春の氷」「残る氷」と呼ばれ、まだまだ寒い日が続く雪国にも、春の訪れを実感させてくれます。 吹く風も柔らかくなり、温かくなった水の中には、ゆらゆら泳ぐ魚の姿が見え始めます。 薄氷 (うすらい)
★第四候「土脉潤起 (つちのしょううるおいおこる)」 2/19~2/23頃 七十二候が雨水の初候に変わり、あたたかな雨に大地が潤い活気づく頃となりました。 降っていた雪がしっとりとした春の雨に変わり、凍てついた大地もゆっくりと潤い始めます。 忍び寄る春の気配に眠っていた植物が芽吹き始める季節です。 ★第五候「霞始靆 (かすみはじめてたなびく)」 2/24~2/28頃 七十二候が雨水の次候に変わり、春霞がたなびき始める頃となりました。 「靆=たなびく」は、霞や雲が層をなし、薄く長く漂っている様子を表しています。 春になると、冬の乾いた空気に比べて大気中に細かな水滴や塵が増え、遠くの景色がぼんやりとかすんで見えることがありますが、こうした現象を「霞」と呼びます。 遠くに薄ぼんやりとたなびく「霞」と、近くに深く立ち込める「霧」。
★櫂 の 木
★第六候「草木萌動 (そうもくめばえいずる)」 3/1~3/4頃 七十二候が雨水の末候に変わり、草木が萌え出す頃となりました。 だんだんと春めき、暖かい日差しに誘われるかのように、地面や木々の枝々から萌黄色の小さな命が一斉に芽吹き始めます。 着々と長くなる陽の光が大地に降り注ぎ、春の兆しは確実な気配へと変わります。 萌黄色の新芽
★猫柳
★べツレへムの星
★沈丁花
★沈丁花 生まれ育った故郷の家の庭に二階の大屋根にとどくビワの樹と小さくこんもりとした沈丁花が植わっていた。 三月ころにその香りを漂わせて花も咲いていた。
2024.10.07 記す
★第七候「蟄虫啓戸 (すごもりのむしとをひらく)」 3/5~3/9頃 七十二候が啓蟄の初候に変わり、地中で冬ごもりしていた虫たちが、暖かい春の気配を感じて姿を現し始める頃となりました。 虫と言っても、いわゆる昆虫だけでなく、蛇や蛙、とかげなど、土にひそんで冬を過ごす様々な生き物のことを指しています。
★クロカス
★ほくろ:春蘭(しゅんらん)
★第八候「桃始笑 (ももはじめてわらう)」 3/10~3/14頃 七十二候が啓蟄の次候に変わり、桃のつぼみがほころび、花が咲き始める頃となりました。 昔は花が咲くことを「笑う」と表現しました。 桃の花 桃の花は、梅と桜の間を縫うようにして咲き出します。 梅は咲いたが、桜にはまだ少し早い3月の中頃、桃のつぼみはほころび始め、旧暦のひな祭りにあたる4月上旬頃、ちょうど満開を迎えます。 寒白 (梅) 桃は桜とよく似ていますが、桜は枝から房状に花がついているのに対し、桃は枝から直接くっつくように、あふれんばかりに密集して咲くのが特徴です。 普通、「モモ」というと採果用の品種を指し、花や樹を観賞するための品種は「ハナモモ」と呼ばれます。 また、一般にハナモモの実は大きくならず、食べられません。
★第九候「菜虫化蝶 (なむしちょうとなる)」 3/15~3/19頃 七十二候が啓蟄の末候に変わり、菜虫が蝶になり、飛び交い始める頃となりました。 菜虫とは、大根や蕪などの葉を食べる青虫のことで、一般的には蝶の幼虫などを指します。 菜の花が咲いて、蝶が舞い始めると、いよいよ本格的な春の到来です。 畑を荒らし、害虫と呼ばれ嫌われていた幼虫は、冬の時期にさなぎの姿となり、じっと寒さをこらえて越冬します。 そして春、暖かくなり始めると1週間ほどで羽化します。 蝶へと生まれ変わり、ひらひらと美しく舞う姿は、まさしく春の象徴と言えます。
★もくれん
★第十候「雀始巣 (すずめはじめてすくう)」 3/20~3/24頃 七十二候が春分の初候に変わり、雀が巣を作り始める頃となりました。 昼の時間が少しずつ伸びる春から夏にかけては、雀にとっての繁殖期で、早朝から夕方まで、枯草や毛をせっせと集めて巣作りを始めます。 秋の収穫時には稲穂をついばむいたずら者として憎まれることもありますが、ふっくらとした姿かたちや鳴き声は、言いようもなく可愛いものです。 くちばしが太く短いスズメは、メジロやヒヨドリのように、花の中にくちばしを深く入れて蜜を吸えないことが理由だそうです。
★第十一候「桜始開 (さくらはじめてひらく)」 3/25~3/29頃 七十二候が春分の次候に変わり、桜の花が開き始める頃となりました。 「花」といえば桜をさすほど、桜が大好きな日本人。 桜の「開花」とは、各地の気象台が観測している標本木の花が5~6輪咲き始めた状態を言います。 また、「満開」とは、つぼみの8割以上が開いた状態のこと。
★第十二候「雷乃発声 (かみなりすなわちこえをはっす)」3/30~4/3頃 七十二候が春分の末候に変わり、初雷が鳴り出す頃となりました。 2月4日頃の立春後に初めて鳴る雷のことを「初雷」、春に鳴る雷を「春雷」と呼びます。 雷といえば夏に多いものですが、「春雷」は夏の雷と違って激しくはなく、一つ二つ鳴ったかと思うと、それきり止んでしまいます。
★雪柳
★チューリップ
★第十三候「玄鳥至 (つばめきたる)」 4/4~4/8頃 七十二候が清明の初候に変わり、夏鳥のツバメが渡来する頃となりました。 「玄鳥 (げんちょう)」とはツバメの異名で、黒い鳥という意味です。 冬を暖かい東南アジアで過ごしたツバメたちは、繁殖の為、春になるとはるばる海を渡って日本にやってきます。 バメが飛来してきたら、本格的な農耕シーズンの始まりです。 ツバメ 日本では昔から、「ツバメが巣をかけると、その家に幸せが訪れる」 という言い伝えがあり、ツバメは大切に扱われてきました。 これは、ツバメは米などの作物を荒らさず、害虫だけを食べてくれる益鳥として親しまれてきたことも関係しています。 ツバメのひな達 泥を集めて巣作りをし、飛びながら虫を食べるツバメ。 鳥のさえずりを、意味のある人の言葉やフレーズに当てはめ、憶えやすくしたものを「聞きなし」といい、ウグイスの「法、法華経 (ホウ、ホケキョ)」が有名ですが、ツバメの場合は「土食って虫食って渋~い」と聞きなされてきました。
★桧葉やどりぎ
★平成五(1993)年四月七日水曜日:岡山市半田山植物園に行く。知人と。以下の花を見た。
▲トサミズキは葉が出るよりも先に、3月下旬から4月に、5~7個の丸みのある黄白色の小花が連なり花序になって下垂します。トサミズキは四国地方を原産としていますが、特に名前が示すように高知県内の山地の石灰岩地域に多く生育しています。枝はやや太くまばらに分岐し、ややジグザグに稲妻形に伸長します。枝が少なく野趣に富んだ軽快な樹形で、よくひこばえを出すために株立ち状の樹形となるものもあります。本種は葉が円形から広卵形で厚く、左右が非対称になり、また若い枝や葉柄に毛があることでほかの種(ヒュウガミズキ、イヨミズキなど)と区別できます。 ▲ヒュウガミズキは近畿地方(石川県から兵庫県)の日本海側の限られた地域の岩場に自生している、樹高1.2~2mの落葉低木です。花は、葉が出るよりも早く3月下旬に2~3個の丸みのある黄白色の小花が花序になって、数多く下垂します。枝は細くたくさん分岐し、半球状の整った樹形になります。刈り込んで樹形を整えることが簡単にできるので、樹形づくりを楽しむことができます。 本種に類似したものにも、イヨミズキなど地名を冠した名称のものがありますが、いずれも必ずしも原生地とは限りません。本種の名称も別名のヒメミズキが訛ったとの説があり、日向(宮崎県)には自生していません。 ▲御衣黄は鬱金とともに特異な花色の品種として江戸時代から知られています。DNA解析により鬱金とは枝変わり関係にあることがわかりましたが、御衣黄として栽培されている中には、小輪で緑色の花が咲く個体と中輪で薄黄緑色の花が咲く個体があります。今後、整理が必要とされます。 2024.10.15 記す。
★第十四候「鴻雁北 (こうがんかえる)」 4/9~4/13頃 七十二候が清明の次候に変わり、冬鳥の雁が北へ帰って行く頃となりました。 ツバメの渡来とは入れ替わりに、冬を日本で過ごした雁が北のシベリアへと帰っていきます。 鴻雁とは、渡り鳥の「がん」のことですが、「鴻」は「ひしくい」と読み大型のがんを、「雁」は小型のがんを指しています。 「雁」「雁渡る」は秋の、「雁帰る」は春の季語です。 昔話に「雁は海で休むための枝をくわえて渡りをする」という言い伝えがありますが、その枝とお茶の茎をかけたのが「かりがね」の名の由来と言われています。 10月上旬には「鴻雁来 (こうがんきたる)」という季節があり、春に帰っていった雁が、その頃また日本へとやってきます。
★春紫苑
★しゃが
★第十五候「虹始見 (にじはじめてあらわる)」 4/14~4/19頃 七十二候が清明の末候に変わり、冬には見かけなかった虹が現われ始める頃となりました。 春が深くなるとともに、だんだんと空気が潤ってくるので、この時期から雨上がりに虹を見ることが多くなります。 春は陽の光はまだ弱く、その分、夏の虹に比べると淡くはかない虹ですが、それもまた趣があり良いものです。 晩秋には、また陽の光が弱まって虹を見かけなくなるということで、「虹蔵不見 (にじかくれてみえず)」という候があります。
★樅
★花菱草
★えぞすみれ
★第十六候「葭始生 (あしはじめてしょうず)」 4/20~4/24頃 七十二候が穀雨の初候に変わりました。 だんだんと暖かくなり、野山だけでなく、水辺の葭 (あし) も芽を吹きはじめる季節です。 葦の茎は、竹同様に中が空洞なので、軽くて丈夫です。 葦簀 (よしず) や葦笛 (あしぶえ) 、茅葺き民家の屋根材などとして、古くから様々な形で利用され、人々の暮らしに身近な植物でした。 ★一輪草
★ニ輪草
★第十七候「霜止出苗 (しもやみてなえいずる)」 4/25~4/29頃 七十二候が穀雨の次候に変わりました。 暖かくなるとともに、霜が降りなくなり、苗が健やかに育つ頃です。 種籾が芽吹き、すくすく青々と伸びていきます。 10月下旬に二十四節気は「霜降」へと移り変わり、この頃からまた霜が降りはじめます。
2024.10.13 記す。
★黒百合
★第十八候「牡丹華 (ぼたんはなさく)」 4/30~5/4頃 七十二候が穀雨の末候に変わり、牡丹の花が咲き始める頃となりました。 牡丹は、晩春から初夏にかけて直径10~20cmの豊麗な花をつけ、色も紅・淡紅・白・紫など様々です。 牡丹の花は、20日ほど楽しめることから「二十日草 (はつかぐさ)」の別名も。 ちなみに、牡丹の花言葉は、その名にふさわしく「王者の風格」。
2024.10.13 記す。
★なんじゃもんじゃ
★びろうどもうずいか
★鈴蘭 P.224
★さるとりいばら
★においすみれ
★富士桜
2024年05月02日(木)
誕生日花:ムシトリナデシコ(ナデシコ科) 花言葉:青春の愛 ムシトリナデシコ(虫取り撫子)は、ヨーロッパ中南部原産の一年草である。 茎は直立し、上部で分枝する。高さ50~60㎝になり、茎や葉の全体が平滑で白粉におおわれる。 葉は全縁の卵形または卵状披針形で、基部は無柄で茎を抱き先端は鋭形である。 茎の上部の節下には環上に粘液を分泌し、これに虫がつくとこからハエトリナデシコともよばれる。 開花時期は、5~6月である。 園芸種では玉咲きのものが栽培されている。 場所によっては路傍に野生化し群生している。] ▼ラジオ体操参加者:黒崎、西田、真水(3人)。有岡、小寺、佐藤、武田、槌田、久岡、真水、村田(8人)。 ▲岡山暦情報 日出~日の入り時間=13:37分
常用薄明:4時46分 日の出時刻:5:13分 薄明時間=27分
★岡山市中区の天気 21/10
0時 晴れ 12 3時 晴れ 11 6時 晴れ 10 9時 晴れ 16
★花の名前を知る:路傍の花を切りとって、ラジオ体操に参加。 槌田さんに見せると「ヒナゲシ(雛罌粟)」と教えてくれた。 村田さんがスマートフォンで撮影して見ると、写真とその名前が出てきた。便利なものだと思った。 [ケシ科ケシ属の一年草で、原産地は中央ヨーロッパ~地中海沿岸。 我国への侵入が確認されたのは1961年で、世田谷区で発見されて以降、各地に拡散。 花期は4~5月で、長い花柄の先端に、直径3~6cmの花を一つだけ付ける。 花は橙赤色~紅色の1日花。 花弁は4枚で、雄しべは多数。 果実は蒴果。長楕円体で長さ2~3cmのポット状。果実には小さな種子が、1000個以上入っている。種子は長さ0.7~0.8mm、表面に網状脈がある。 なお、ケシの仲間ではあるが、アヘンの原料となるアルカロイドは含まない。 ★虞美人草(ひなげし)・睡蓮関連
★第十九候「蛙始鳴 (かわずはじめてなく)」 5/5~5/9頃 七十二候が立夏の初候に変わり、野原や田んぼで蛙が鳴き始める頃となりました。
蛙の声が響くようになると、野山の若葉もみずみずしく輝いて、まもなく本格的な夏が訪れます。
★苺
2024年05月09日(木) ★村田さんに広場に咲いていた草花をスマートフォーンで撮影してもらった。 マツバウンラン(松葉海蘭)であった。撮影した写真が現れた。さらに、スマートフォーンンを操作していると、内臓している画像:マツバウンランが現れた。前回の「ヒナゲシ」撮影の具体的操作と再現性をしることができた。 ★第二十候「蚯蚓出 (みみずいずる)」 5/10~5/14頃 七十二候が立夏の次候に変わり、冬眠していたミミズが地上に現れ始める頃となりました。
2024年05月10日(金)
★久岡さん、半夏生の苗を植えたプランターを持ってきて下さった。
しばらく日陰に置いて、いきおいを回復したら陽の当たる場所に移動したらよい、と言われた。 2024年05月17日Googleで検索した。ハンゲショウの名前がでてきた。 2024.06.24日撮影。45日経過した。花が咲くに至っていない。 ★第二十一候「竹笋生 (たけのこしょうず)」 5/15~5/20頃 七十二候が立夏の末候に変わり、タケノコがひょっこりと顔を出す頃となりました。
★庭石菖(にわせきしょう)
2024年05月17日(金) ★村田さんに広場に移植されて、花が見られない草花の葉だけの植木をスマートフォーンで撮影してもらった。
★雑草という名の草はない!「牧野富太郎」の言葉を思い出した。雑草と思っていた草花を含めて掲載することにいたします。 一、以上の手順で、先ず、2024年05月02日の「ヒナゲシ」の写真を張りつけた、すると [5月5日 雛罌粟(ヒナゲシ)]の記述が表れた。「ヒナゲシ」であることを知ることができた。 ★5月9日、ラジオ体操の時に撮影したマツバウンランをはりつけた。 多くの画像とその説明が掲載されていた。その中の「4月20日マツバウンラン北アフリカ産」の画像をクリックすると、 [北アメリカ原産の帰化植物。北関東地方以南から九州の、陽当たりの良い道端や、河川の土手などにも生える越年草。の記述があった。] 2024.05.09 記す。 ★シラン(紫蘭) 我が家の庭に数年前から咲いている花を張りつけた。 [うつむいたように咲く花姿から、「美しい姿」という花言葉が付けられました。「あなたを忘れない」「変わらぬ愛」とは、英名が「Hyacinth orchid(ヒヤシンス・オーキッド)」と呼ばれることに関連して、ヒヤシンスの花言葉の由来ともなった悲しいギリシャ神話のエピソードにちなんでいます。とい説明もあります。 日本の関東から沖縄、台湾、中国に自生する、ラン科シラン属の多年草です。育てやすいランであることから、園芸で見かける機会は多くありますが、野生種は準絶滅危惧種に指定されています。花期は4月から5月、花は紫紅色で、30~50cm程度の花茎の先に数個つきます。花弁は細長く、筒状に咲きます。花の色が白色のもの、斑入りのもの、淡いピンク色、写真のようなものなどがあります。] 2024.05.16 記す 一般的に紫色の花をつける蘭であることから「紫蘭」と名づけられました。 ★クチビルシラン(唇紫蘭) 我が家の庭に咲いている花を2024.05.04撮影。シランの色違いと思っていたものを張りつけた。 [クチビルシラン]と説明していた。
並べて見ると、色ちがいはよくわかる。花の大きさはこれでは判らないが、クチビルシランは紫蘭に比べると小ぶりである。
★我が家の庭に植えているが正確な名前を知らない庭木を張りつけた。 すると、
太田 道灌 (1,432~1,486年)
★散歩道に咲いていた花を張りつけた。 [ラベンダーは鮮やかな紫色と心地よい香りが魅力のハーブです。木本性ですが、草花として扱われることが多く、花壇の植え込みやコンテナ栽培などで楽しまれています。北海道富良野のラベンダー畑ほどの花園は難しいにしても、一面に群生させると美しいものです。 多くの系統(品種群)がありますが、花の美しさと香りのよさでいえば、イングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)が随一です。しかし、北海道のような寒さには強い反面、高温多湿に弱く、暖地での夏越しは難しいラベンダーです。 コモンラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種をラバンディンと呼びますが、この系統は比較的暑さに強い性質をもち、花も香りも優れているので、暖地で楽しむにはおすすめです。ほかに、薄紫色の苞がリボンのように目立つフレンチラベンダー(ストエカスラベンダー)や、暖地であれば冬も開花する四季咲き性のデンタータラベンダーなどもあります。耐寒性、耐暑性は、系統によって大きく異なるので、育てる環境によって品種を選びましょう。] 2024.05.11 記す ★宮本さん、山下さんと路薙で会食の席に備前焼の花瓶に活けていた花を張りつけた。 [アルストロメリアのデータ、花色:赤ピンクオレンジ黄白、学名:Alstroemeria、科名:アルストロメリア科、分類:秋植え球根、原産地:南アメリカ原産、大きさ:背丈20~150cm、横幅20~40cm、主な見所:花(5~7月) アルストロメリアの特徴 蝶のような美しい花は花つき・花もちにも優れています。ユリを小型にしたような整った姿の花なので切花にも人気です。花弁には斑点や線状のブロッチが入りますが、ブロッチなしの改良種もあります。 矮性種から高性種まで幅広く品種があり、葉の形も丸い短めのものから、長い円錐状のものまであり、用途によって使い分けられます。以前は鉢植えで植えられることが多かったのですが、耐暑性に優れるハイブリッド種が一般的に出回るようになって地植えで見られることも多くなりました。球根はカラカラの乾燥を嫌うため、ユリと同じくポット植えの状態で出回ることが多いです] 2024.05.12(日) 記す。 ★2024.05.13(月)ラジオ体操を広場で終わって帰り道で撮影した写真を張りつけた。 [キンギョソウ(金魚草)の特徴 名前の通り金魚を思わせる愛らしい花姿が魅力のお花。英名では竜に見立ててスナップドラゴンと呼ばれます。 品種が多く、草丈1m以上の高性種、こんもり茂る小型種、その中間のタイプもあり、切り花や花壇、鉢植えと幅広く利用されています。 本来は多年草ですが、高温多湿の蒸れに弱いことから、日本では一年草扱いです。 花が終わった後は、種子を包んでいる「莢(さや)」が、骸骨のようなドクロ形になるのが面白いと話題を呼んでいます。] 2024.05.13 記す。 ★2024.05.13(月)ラジオ体操を広場で終わって帰り道で撮影した写真(2)を張りつけた。 [ツリガネソウCampanula medium ツリガネソウは、晩春から真夏にかけて、風鈴のようなつり鐘型の花を背の高い花穂に咲かせます。二年草のため、1年目はロゼット状の緑色の葉が成長するだけですが、翌年には花を楽しむことができます。 風鈴草ともいわれる。] 2024.05.13 記す。 ★路傍で見つけた草を張りつけた。 [ハハコグサ(母子草) ハハコグサは、キク科ハハコグサ属の越年草。春の七草の一つとして御形(ごぎょう、おぎょう)と呼ばれ、茎葉の若いものを食べる。開花時期は4月から5月末まで。柔らかい薄緑色の葉の先に、黄色の花がつぶつぶになってかたまって咲く。 ハハコグサは春の田圃でお馴染みの植物であり、日本中に分布する。秋に芽生えてロゼットで越冬し、春に茎をもたげて花を咲かせる。全体に白いクモ毛が多い。ハハコグサという和名は「母子草」と書いてしまうのだが、古い呼び名はホウコグサ、あるいはオ(ゴ)ギョウである。毛が多い状態あるいは毛を持った種子が形成される状態を「ほほけ立つ」と呼んで、ホホケグサがなまったという説がある。ムギ類の栽培とともに伝来した史前帰化植物である。] 2024.05.13 記す。 ★蒟蒻(こんにゃく)
★2024.05.13(月)ラジオ体操を広場で終わって帰り道で撮影した木(3)を張りつけた。 [シャリンバイ (車輪梅)Rhaphiolepis indica var. umbellata 海岸近くに自生する常緑低木。名前の由来は、葉が車輪のように輪生状につき、花が梅の花に似ることから。葉は革質で光沢があり、互生、葉身は4-8cmの楕円形。葉の先は尖るものと丸いものがある。4-6月に枝先に円錐花序をだし、1-2cmの白色の5弁花を多数つける。果実は1cm程のナシ状果で10-11月に黒紫色に熟す。樹皮から大島紬の染料を採取する。大気汚染に強く道路脇に植栽される。]2024.05.13 記す 参考:輪生:茎の一節から、また、節間がつまって茎の一か所から、葉を三枚以上出すこと。クルマユリ、アカネ、クルマバザクロソウなどに見られる。 2024.09.27 車輪梅に実がついていた。
★たちばなもどき
★ポピーの写真を張りつけた。
[ケシの仲間で、花を観賞する目的で栽培されるのはおもに次の3種です。ヒナゲシは虞美人草とも呼ばれる多花性の一年草です。アイスランドポピーは日本では秋まき一年草として育てられ、早いものでは3月頃から咲き始め6月くらいまで花が咲きます。オリエンタルポピーは直径10~15センチもある大輪の花を咲かせる宿根草です。 笠岡市の笠岡湾干拓地で、約1200万本のポピーが見頃を迎えた。赤やピンクの色鮮やかな花が一帯を埋め尽くすように咲き、家族連れやカップルらを楽しませている。 同市が道の駅笠岡ベイファーム(同市カブト南町)に隣接する約5ヘクタールの畑で栽培。今月初めごろに咲き始め、ここ数日の陽気で一気に開花が進んだ。見頃は6月初旬まで続くという。 訪れた人たちは風に揺れる花々を眺めるなどして満喫。友人と足を運んだ井原市からの来場者(58)は「一面に広がるポピーは写真映えしますね」と話した。(山陽新聞2024年05月11日 19時52分 更新)] 2024.05.15 記す。 ★ゼラニウムの写真を張りつけた。 [ゼラニウムはギリシア語のゼラノス(鶴)に由来し、果実の形を鶴のくちばしに見立てたものです。テンジクアオイはインドの古名、天竺に由来しますが、インドとの関りはありません。 明治時代終わりころから人気が高まり、大正時代には輸入された品種をもとにした独自の栽培が始まっています。昭和初期になるとブームが起こるほどの人気を集めています。 一般的には、3~12月が花期なのですが、環境によっては年間を通して咲き続けるものもあります。 花色は赤、ピンク、白色など様々ですし、一重咲きだけでなく、八重咲きもあります。 一年を通して、日当たりと風通しの良い場所で育てることができます。耐寒性がやや弱いのですが、軒下や簡単な防寒によって屋外で冬越しさせることができます。明るい窓辺に取り込むと、冬でも花を楽しむことができます。] 私には「葵(アオイ)」の名前が馴染み深いものです。 2024.05.16 記す。 ★マツバギクの写真を張りつけた。 [マツバギク(松葉菊)ツルナ科の常緑草。半耐寒性多年草、草丈:10~20cm、開花期:4~6月 南アフリカの原産。茎の下部は木質で地に這う。 葉は線形で多肉。夏、長い花茎の頂に紅紫色の大花を開く。 株を覆うように色鮮やかで、つやのある花がたくさん咲きます。 地を這うように茎が伸び、乾燥に非常に強い性質があります。 花は雨や曇りの日は開かず、日光が当たると開くので、日当りのよい場所に植えます。 一見キクに酷似するが、単一の花で、キク科のような頭上花ではない。サボテンギク] 2024.05.17 記す。 ★シキザキべコニアの写真を張りつけた。 [ベゴニアはシュウカイドウ科の多年草です。 花に近寄ってみると貝のような2枚の大きな顎がある。花が開くとこの顎が花弁ように見え、昆虫誘引の目印になっているのであろう。 ベゴニアの仲間は寒さには弱いのが通例である。霜が降りると一辺に枯れてしまう。この四季咲きベゴニアも冬はだめなようである。] 2024.05.17 記す。 ★ナデシコの写真を張りつけた。 [ナデシコ(なでしこ・撫子・ダイアンサス)は4〜10月にかけて咲く、日本の気候にもあっていて育てやすい一年草・多年草です。ナデシコは、秋の七草のひとつとして知られ、「なでしこジャパン」など日本では女性を例える花としても有名です。] 2024.05.17 記す。 ★ハナイカダについて
★なぎいかだ
★今回は花にかわって何度か登った山の写真を「Google」ー「画像で検索」に張りつけた。 [瀬戸内海が一望 広島県竹原市 黒滝山 さくら堂から黒滝山までは距離が短い割には展望がとても良い道を歩くので楽しかったです。 眼下には瀬戸内海が一望でき、途中には平山郁夫画伯がスケッチをした場所もあり、それはそれはすばらしい景色が堪能できました。夜明け前に登り、日の出を見ると感動しそうな所です。 黒滝山から白滝山までは単調な道が続きますが、龍泉寺と白滝山からは瀬戸内海が望めます。]とありました。まったくその通りです。 私が登っていたころは、平山郁夫画伯は忠海高等学校に在学していなかった。 2024.05.20午前 記す。 ★ほぼ一年前にDCM西大寺店の入り口で苗木を売られていた花の写真を張りつけた。 [オジギソウは、南アメリカ、中央アメリカを原産とするマメ科の多年草です。 オジギソウの名の通り、葉に刺激が加わると閉じてお辞儀をするように垂れ下がるという性質を持った植物です。 この不思議な性質は人々の好奇心を刺激し、世界の広い地域で栽培されており、栽培を逸出したものが各地で野生化し、東南アジアなどで帰化植物として定着しています。 日本へは江戸時代後期に渡来し、現在では沖縄で帰化し繁殖しています。 本来は多年草ですが、耐寒性が低く冬の寒さで枯れてしまうことが多いため、一年草として扱うのが一般的です。 オジギソウの花期は7月~10月。 花期になると、葉の付け根から花柄を伸ばし、先端に径2㎝前後の球状の花序を形成して花を咲かせます。 丸い花序は一つの花に見えますが、小さな筒状の花が多数集まったもので、それぞれの花は特徴的な長い雄しべを持っています。] 2024.05.20午後 記す。 ★曹源寺のタラヨウを張りつけた。
★庭に植えられている花の名前を知らない葉の写真を張りつけた。二種類。
五月二十九日、二種類のうちの一つの花芽が長い花茎の頭頂にに芽吹いていた。早速、張りつけて調べると「ギボウシ」の名前であることが判った。 六月十四日、花芽から十六日後に開花。 オオバギボウシ 花期 7~8月 ユリ科 [生態]日本各地(沖縄を除く)の産地の草原などに生える多年草。 [特徴]花茎の高さ50~100cm。葉は卵円形で長さ30~40cm、幅10~15cmと大きい。葉面には10~15本の支脈が明瞭にあり、表面はやや光沢がある。花茎の上部の総状花序に紫白色の筒状の花をつける。花の長さ4~5cmで細長く、先は6つに裂ける。若葉こころの葉柄はウルイと呼ばれ食用にされる。観賞用に栽培されていて、生育地によってさまざまな大きさのものがある。『日本の山野草』(成美堂出版)P.327
★2024.05.23(木) 朝6時過ぎ、ラジオ体操への道で撮影した写真を張りつけた。 [これは、赤花(あかばな)科、マツヨイグサ属の待宵草(まつよいくさ)という花である。 この花の開花時期は、 7/10 ~ 10/15頃である。これは、北アメリカ地方原産。 この花は、夕方、宵になるのを待つようにして花が咲く。昼間は閉じているため、月見草とか宵待草とも呼ばれる。マツヨイグサの仲間で最も早く渡来した。 茎は直立し、赤味を帯びる。全体に毛が多い。根生葉は花期にもある。茎葉は互生し、長さ(5)6~10(13)㎝の狭い楕円状披針形、切れ込みがなく、縁に波状鋸歯があり、先が尖る。葉の色は濃いことが多く、白色の中央脈が目立つ。花は葉脇に単生し、直径3~4㎝の4弁花。花弁は長さ15~25㎜、黄色、普通、基部に赤い点があり、しぼむと赤色を帯びたオレンジ色になる。萼片は長さ14~20㎜。花托筒は長さ20~45㎜と長く、花柄のように見えるがその下位に子房がある。花托筒が長いのがこの属の特徴である。花が小さいのはミナトマツヨイグサ。葉に切れ込みがあるのはコマツヨイグサ。花がしぼんでも赤色lを帯びないのはメマツヨイグサ、オオマツヨイグサ、ヒナマツヨイグサなどである。] 2024.05.23 記す ★写真ワスレナグサの写真を張りつけた。 [マツヨイグサと関連して「待てど暮らせど来ぬ人を」の歌い出しで愛唱される『宵待草 よいまちぐさ』は、画家・詩人の竹久 夢二(たけひさ ゆめじ/1884-1934)による詩歌を原詩とする抒情歌。ワスレナグサを連想して]。 2024.05.23 記す。 ★勿忘草
★ミカンの写真を張りつけた。
ミカンの由来 [ミカン(蜜柑)は室町時代に中国から渡来し、他の柑橘系に比べて甘かったことに由来します。まるで蜜のように甘い果物という意味で、蜜柑と呼ばれるようになりました。 ミカンの学名である「Citrus」は、ラテン語でシトロンを意味する 「citrus(キトルス)」が由来です。シトロンとは、ミカン科の常緑低木という意味です。 英名は「Orange」であり、インドのサンスクリット語である「nagarunga(ナガルンガ)」が語源だと言われています。ヨーロッパに伝わった時にフランスで「Orange(オランジュ)」という言葉に変化し、そのまま英名になりました。 ミカンの種類、品種 ミカンは、日本国内で収穫されている柑橘系の品種では約80種類以上あります。品種によって、果実の大きさや味などはさまざまです。 温州みかん 鹿児島県原産のミカンで、日本で一番多く栽培されている品種です。木の高さは4m~5m程度、果実の大きさは約5cm~10cmです。温州みかんという名前は、その当時柑橘類の産地で知られていた中国浙江省温州にちなんで名付けられました。 呉市大長(おうちょう)、尾道市瀬戸田のミカンも美味である。 ミカンの花言葉 ミカンには、「純粋」「愛らしさ」「結婚式の祝宴」などの花言葉があります。西洋では花嫁が結婚式でオレンジの花を髪飾りに使用する風習があることに由来し、3つの花言葉が付けられました。 ミカンには、木と実にもそれぞれ素敵な花言葉があります。ミカンの木の花言葉は「寛大」「気前のよさ」、そしてミカンの実には「美しさ」「優しさ」という花言葉があります。ミカンの木の花言葉は、木に沢山の果実が実ることが由来とされています。 どれも良い花言葉ばかりなので、出産祝いや母の日などのプレゼントとして贈ってみてはいかがでしょうか。] 2024.05.23 記す。 ★第二十三候「紅花栄 (べにばなさかう)」 5/26~5/30頃 七十二候が小満の次候に変わりました。
最上地方は今でも紅花の日本最大の産地として知られており、紅花は山形県の県花にもなっています。 七月五日誕生日の花べにばなを張りつけた。 紅花 (べにばな)(コウカ、とも読む) 地中海沿岸、中央アジア原産。 6世紀に高句麗(こうくり)の僧侶が日本に紹介し、推古天皇の時代から、紅色の染料をとるための植物として利用した。 花は7月頃咲き、咲き始めは黄色、しだいに赤っぽく変わる。 花は紅色の色素を含み、染料や薬用として使われる。 紅花の名前もここからきている。 花から得られる紅は女性の口紅にされ、平安王朝人の紅や桜色の衣装を染めまた、古代エジプトのミイラの 布の防腐にも使われた。 種子からコレステロールを取り除くリノール酸を含む、良質の油が採れるので、今では食用油としての需要が多い(→ べにばなサラダ油)英語では「サフラワー」。 紅花は、アザミに似たキク科の花で、古名を末摘花(すえつむはな)、紅藍(べにあい)、久礼奈為(くれない)とも呼ばれ、7月の梅雨の時期から梅雨明けにかけて、真黄色の花を咲かせます。 原産地の中近東からシルクロードを経て、3世紀頃に渡来した紅花は山形で美しく花開きました。特に江戸時代においては、土も肥えて水はけもよい最上川流域は紅花の一大産地となり、山形の紅花は京都や大阪で大変重宝されました。 昭和57年には、紅花が山形県の花として定められ、山形県民に広く親しまれています。現在では、加工用品種の「もがみべにばな」や、切花用品種の「とげなし紅花」・「しろばな紅花」などが、山形県内の村山・置賜地方を中心に栽培されております。 参考:山形県西置賜郡小国町叶水:基督教独立学園を訪ねた。昭和60年3月14日。 〽まゆはきを俤にして紅粉の花 元禄二(1689)年旧暦五月十七日、芭蕉は『おくのほそ道』の難所の一つ山刀伐なたぎり峠を越えて、尾花沢おばなざわへとたどり着いた。陸奥から出羽へと出て、これから日本海側の旅が始まるのだ。尾花沢には、芭蕉旧知の俳人、鈴木清風が住んでいた。豪商でもあった清風に歓待されて、芭蕉とその門弟曾良は、この地で十泊、『おくのほそ道』の旅で奥州に入ってから最長の逗留をしている。 紀行文『おくのほそ道』所載。 句の「紅粉の花」は紅花。かつて当地で盛んに栽培されていた、化粧品や染料として用いられる紅の原料になる花である。夏にあざみに似た黄赤色の花をつける。平安時代には「末摘花すえつむはな」と呼ばれ、『源氏物語』の巻名の一つともなっている、雅な花である。「まゆはき」は、化粧道具。おしろいをつけた後、眉についた粉を払うための小さな刷毛のこと。 句意は、「いずれ女性の唇をいろどる紅となる紅花、そのかたちも、女性が化粧に使うまゆはきのかたちを彷彿とさせる」。芭蕉はよく紅花を見て、そのかたちに「まゆはき」を感じ取っているわけだ。花そのものも、そこから連想したものも、女性の化粧にゆかりのあるものであったというのが、艶めかしい。『おくのほそ道』中、もっとも色っぽい句と言ってもいいだろう。蕉門を代表する俳諧撰集『猿蓑』にも収録されている。芭蕉が自信を持っていた句なのだ。 2024.07.13 記す。
★忍 冬(すいかずら)
★岡山市海吉サニー団地第四遊園地に植えられている樹木を張りつけた。三種類。
クロガネモチの樹か切りとられていた。
★クロガネモチの樹の上部が切りとられていたのをみて
★ハッチョウトンボの写真を張りつけた [鮮やかな赤 ハッチョウトンボ 岡山・総社 ヒイゴ池湿地で飛び始める 5/24(金) 19:13配信 山陽新聞デジタル 周囲の緑色と鮮やかなコントラストを見せるハッチョウトンボの雄=24日 体長2センチほどと「世界最小級のトンボ」として知られるハッチョウトンボが、岡山県総社市福井のヒイゴ池湿地で飛び始めた。雄は全身が鮮やかな赤色を帯び、周囲の緑色と美しいコントラストを見せる。 湿地の保護に取り組む市民団体・北の吉備路保全協会によると、今季は17日に初確認された。6月をピークに8月中旬まで観察できそうという。雄は約1ヘクタールの湿地内で葉や花に止まって茶褐色をした雌を待つが、別の雄が近づくと縄張りを争って飛び回る。 開発の影響で生息地が減り、岡山県のレッドデータブックでは準絶滅危惧種に指定される。湿地内では絶滅危惧Ⅱ類のランの一種・トキソウも見頃を迎えており、萱原潤会長(71)は「足を運び、小さな命の営みをそっと見守ってほしい」と呼びかける。] 2024.05.24 記す。 ★岡山市半田山植物園60年節目に観察会報道された樹木を張りつけた。「Google」、「画像で検索」をクリックして貼り付けた [半田山植物園 60年節目に観察会 開園当初からの植物 学芸員が紹介 岡山市北区法界院の半田山植物園が25日、1964年のオープンから60周年の節目を迎え、記念イベントが開かれた。多くの愛好家らが訪れ、深まる緑に彩られた「還暦の植物園」を楽しんだ。 記念イベントの観察会では、開園当初からあるという植物を学芸員が紹介。入園者は落葉期の樹形が竜の爪のように見えることから「龍爪樹」の中国名を持つシダレエンジュ、05年にはあったといわれる長寿のソメイヨシノを興味深そうに見入った。 参加した女性(78)=岡山市北区=は「未知のことを知ることができた。今後も足を運び、植物の勉強をしたい」と話した。 25日は入園料が無料となり、アンケートに回答した先着300人には園内のバラをプリントした記念のポストカードもプレゼントされた。 半田山植物園は市街地を望む丘陵地に設けられ、約11万平方メートル。現在は約3200種15万本の植物があり、60年間で延べ約360万人が訪れた。柴田映昭統括園長は「先人が守ってきた園が、より良くなるよう情報発信にも挑戦し、多くの人に親しまれる園を目指したい」としている。(2024年05月25日 17時43分 更新)] ★岡山県自然保護センター|里山の自然にふれてみようイベント報告の「トキソウ」の写真を張りつけた。 [トキソウ 教授が教えるトキソウ観察会 2024.05.25 教授が教えるトキソウ観察会 ほのかなピンク色の花をつける湿生植物園の看板植物「トキソウ」の観察会を行いました! 長年湿原の研究をされてきた岡山理科大学名誉教授の波田善夫先生から、湿原とトキソウについて講義を受けた後,実際に湿生植物園で観察しました。 4000本を超えるトキソウの花が見られ,参加者からも「こんなにたくさん生えているのは初めて見て感動した!」との声も聞かれました! ★イタドリを張りつけた。 [いたどり里山の恵み−山菜【イタドリ】(自生種) 酸味がさわやかで食感がよいイタドリ。 1年を通して自生しているイタドリですが、新芽の時期である4~5月が食べごろ。 山菜のなかでもマイナーな存在でが、食感が良く特有の酸っぱさがあります。生でも食べられますが、酸味がやわらぐため、炒め物や漬物にすることが一般的。穂先の部分は天ぷらにすると香りがよく、軽い食感も楽しめるのでおすすめです。茎はごま油で炒めものにすると美味。 イタドリの新芽に含まれる酸味には、肝臓の働きを助けて体をデトックス。利尿作用によって排出を促します。また、根茎部分を天日乾燥させたものを漢方では虎杖根(こじょうこん)と呼び、緩やかに排便を促す作用があり、便秘薬として古くから民間療法に用いられてきました。 また若い葉には止血作用や鎮痛効果があるとされ、同様に用いられてきました。名称の「イタドリ」はこの”痛みを取る”ことから名づけられたと考えられています。 生のままでも摂取量に気をつければ食べられますが、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸などの有機酸を多く含むため強い酸味を感じます。シュウ酸も含むためアク抜きをした方が美味しく安全に食べられます。 たじな=イタドリ=タデ科の多年生植物。別名は、スカンポ、イタンポ、ドングイ、スッポン、ゴンパチ、エッタン。若い茎は柔らかく、春頃の新芽は、皮をむいて山菜として食用になる(Wikipediaより)とか。 イタドリの漢字表記に「虎杖」がある。調べると、「虎杖」の名前の由来は諸説あります。 節に虎の縞模様のような柄が見られるから、という説や、葉に咳止めや止血の効果があるとされ、「痛みを取る」から「イタドリ」と名付けられたという説も。 このような理由から「イタドリ」の漢字表記は「虎杖」のほかに「疼取」とされることもあります。]と。 2024.05.28 記す。 ★岡山市海吉サニー団地第四遊園地に植えられている樹木を張りつけた。 [夾竹桃 (キョウチクトウ)リンドウ目、キョウチクトウ科の常緑低木。白い花をつけている木と紅色の花をつけている木がある。 1975年、フランスで大きな事故が起きた。バーベキュー(BBQ)に来てた7人の男女だったが、いざこれからという時にBBQ用の串を持ってこなかった事に気付く。お肉や野菜を串に刺し食べるのは美味しく楽しい。ガッカリしながら串の代用を皆で探す事に。 そこで目についた樹木に付く真っ直ぐな枝をひとりが発見し、その枝をカットしてみる。剛度も強度もあって良くしなる。これはもう串に使うのにはピッタリではないか。と皆でその枝を何本も切り落として、肉や野菜など次々とにわか仕込の新鮮串に刺し、BBQが無事に始まって参加者にとり楽しい思い出になる、筈であった。 それは皆の楽しい思い出の1ページとならずこの件は新聞の一面記事に載ったのである。『BBQ参加の男女7人、猛毒植物で死亡』 そう、BBQの面々が喜んで串に使ったのは近くの夾竹桃 (キョウチクトウ)の枝だったのである。この植物は学校や企業の植込みに良く見られる樹木である。虫などが有毒ゆえ葉を食い荒らさず、セミすらもとまらない。つまりは公共の場で、虫対策の手間要らずで余計な費用もメンテナンス費用も掛からない。だが、実は夾竹桃の毒は半端なものではなく猛毒すぎて土壌そのものも毒で汚染して下草すらも生えない。この樹木を池のほとりな植えようものならば、池の中の鯉も蛙も蟹も全てが絶滅する勢いの毒である。 焚火にも夾竹桃の葉すらくべてはならない。毒ガスが発生するからである。 フランスでの7人死亡事故は、BBQの際に夾竹桃の枝が炙られた事で肉や野菜の中へと毒性物質オレアンドリンがたっぷり含まれていたのである。 この事故以降、欧米諸国に於いては学校授業の生物講義の中に『身の回りの毒性植物』の教育プログラムが組み込まれた。] 2024.05.30 記す。
★夾竹桃
★第二十四候「麦秋至 (むぎのときいたる)」 5/31~6/4頃
七十二候が小満の末候に変わり、初冬に蒔かれた麦が小麦色に熟す頃になりました。
★鉄道草
★薔薇
★観葉植物「サンスベリア」を張りつけた。 [サンスベリアは、トラノオ(虎の尾)とも呼ばれている観葉植物です。スラっと伸びている葉は、スタイリッシュ。 サンスベリア全体をトラノオと呼ぶこともありますが、基本的にはサンスベリア=トリファスキアタ=ローレンティという品種のことを、トラノオと呼んでいます。 トラノオと呼ばれるようになった理由は、葉の柄がトラのしっぽのように見えたためです。 そんなサンスベリアは、乾燥に強い観葉植物の1つです。 サンスベリアの水やりは、2週間に1回程度で充分。 乾燥で土が乾きやすい時期の水やりは、2~3日に1回とされています。 基本的に水は、土が乾いたことを確認してから与えます。 毎日水をあげなくていいため「植物に興味はあるけど、水やりを忘れそう……」というお父さんの、植物を育てるハードルを下げることができそうです。 花言葉は「永久・不滅」などがあります。 サンスベリアはこの縁起の良い花言葉から、父の日やお祝いの場面で贈られることも多いようです。 p> また、風水的にサンスベリアを見ると葉が鋭く尖っているため、悪い空気を浄化するといわれているのだそう。 サンスベリアは、風水に興味があるお父さんへのプレゼントにもよさそうですね。 その時はサンスベリアを置くと良い方位などを調べて、プレゼントする時に伝えるのも喜ばれそうです。] 2024.05.31 記す。 ★「サツキとツツジ」を張りつけた。 さつきとつつじのみわけかた。 多くの見分け方の説明があるが下記の記事でたりると思う。
さつき・・・枝先に複数の花芽がつく
つつじ・・・1つのつぼみに3つの花が咲く
2024.06.01 記す。 ★近所の家の庭に植えられている花を張りつけた。 [コエビソウ:メキシコ・西インド諸島原産の、観賞用に栽培される、半常緑低木。 樹高は30-100cm。葉は卵形で長さ3-8㎝、全体に毛が生える。花は筒状で、頂生および腋生する円錐花序につき、花茎はアーチ状に曲がる。個々の花は小さく短命だが、淡緑から赤褐色の苞は長期間色が残って観賞できる。四季咲性だが、春から夏に多く咲く。きれいに重なった赤褐色の包葉から,下唇弁に紫紅色の斑点のある白い花が突き出す。 花期は5-11月。 ※ 名は、花のつく穂が苞(ほう)に覆われていて、その形が小海老の尻尾に似ていることによる。] 2024.06.02 記す。
★酸 奨(ほおずき)
★道ばたに生えている草を張りつけた。 [エノコログサ(狗尾草、学名:Setaria viridis)は、イネ科エノコログサ属の植物で、一年生草本である。ブラシのように長い穂の形が独特な雑草である。 夏から秋にかけてつける花穂が、犬の尾に似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になったとされ、漢字でも「狗(犬)の尾の草」と表記する。ネコジャラシ(猫じゃらし)の俗称は、花穂を猫の視界で振ると、猫がじゃれつくことから。逆に猫をじゃらす、草状のものを「お遊び草」と呼ぶようになった。穀物のアワ(粟)の原種とされ、交雑もよくおこる。 わが国の各地をはじめ、世界の温帯から暖帯に広く分布しています。乾燥した痩せた土地に生え、高さは20~80センチになります。花期は8月から11月ごろ。小穂のあいだの剛毛が紫褐色を帯び、全体に紫色に見えます。] 2024.06.04 記す。
★夏水仙
★2024年6月4日、歯科医院受診からの帰り道に空き家の塀の中に「ユスラウメ」の木に赤い実がなっていた。 「ユスラウメ」だと、すぐに判ったのは少年時代にこの木の実を食べたのが記憶に刻まれていたからです。この実のほかに、杏子、ナツメ、スモモ、ぐみ、桑の実、野イチゴなど。 そこで「ユスラウメ」を調べてみることにした。 [バラ科サクラ属に属するユスラウメ(梅桃、山桜桃、学名: Prunus tomentosa)は、その風情ある低木の果樹として知られています。この樹木は、特有の毛が生えた若枝や葉を持ち、その特徴的な姿で庭園や公共の場に美しい景観を提供しています。果実の魅力だけでなく、その観賞価値も多くの人々を魅了しています。今回はユスラウメについてご紹介します。 ユスラウメ、または梅桃は日本における伝統的な果実です。特に6月から7月の間に緑色から黄色になるときに、その甘酸っぱい風味が増します。 食用にも観賞用にも利用されるユスラウメは、その美しい花が春の風情を彩り、各地で愛されています。その花は大きく美しいため、春先の風物詩とされています。また、実は梅酒や梅干しの材料となる上、抗酸化作用と豊富なビタミンCから健康効果もあり、美容と健康に気を使う方に適しています。 北海道から九州まで広く栽培されているユスラウメは、江戸時代初期頃やや早めに日本に渡来しました。木、実、花と多くの魅力を持つユスラウメは、その多面性から日本の四季折々の風情を彩り、日本人の生活の一部となっています。これからもユスラウメの魅力と可能性を引き立てるため、その風情と季節感を楽しんでいきたいものです。 ユスラウメの味 ユスラウメの味は、一般的には酸味と甘みが混ざった特徴的な風味を持っています。果肉は柔らかく、時には少しシャキッとした食感をもつことがあります。この果実は通常、酸味が強く、少し渋みも感じられることがありますが、熟すと甘みが増し、食べやすくなります。 ユスラウメは、独特の風味と酸味が特徴的であり、そのまま生で食べるほか、ジャムやゼリー、お菓子、または料理に利用されることもあります。果物としての風味や食感は人によって異なる場合がありますが、多くの人がその特徴的な味わいを楽しむことができます。 ユスラウメの毒性や危険性について ユスラウメ自体に毒性はないとされていますが、注意が必要な点もあります。一般的に、果実そのものに毒性はなく、食べられることが一般的ですが、種子には微量の青酸配糖体(シアン配糖体)が含まれています。 種子に含まれる微量の青酸配糖体は、大量に摂取された場合に人間や動物にとって有害となる可能性があります。しかし、通常、ユスラウメの果肉を食べる際に種子を噛まずに取り除くことが推奨されていますので、果肉を食べる際には種子に注意することが重要です。 ただし、これまでにユスラウメによる深刻な毒性の報告は少なく、普通の量を摂取した場合には問題が起こることはまれです。しかし、種子は小さな子供やペットにとって誤飲の危険性があるため、取り扱いには注意が必要です。万が一、摂取した場合にはすぐに医療機関に相談することが大切です。 名前の由来は、牧野富太郎説として、「枝を揺さぶって果実を落として採るから」というのがありますが、「果実は揺すったくらいでは落ちない」という反論もあります。 韓国名で「イスラ yisular」がそのまま和名に転じたという説など、諸説あります。] 2024.06.05 記す。 ★第二十五候「螳螂生 (かまきりしょうず)」 6/5~6/9頃 七十二候が芒種の初候に変わり、カマキリが卵からかえる頃となりました。
カマキリの卵 手の鎌がトレードマークのカマキリは、「鎌で切る」から「鎌切り」となったとも言われますが、この鎌を持ち上げ待ち伏せする姿を祈っているようだと見て「拝み虫」とも呼ばれます。 カマキリは英語で「mantis」、語源はギリシャ語で「予言者」や「僧侶」という意味です。 平成五年九月一日 一〇一号
★カマキリの脱皮
★第二十六候「腐草為蛍 (くされたるくさほたるとなる)」6/10~6/15頃 候が芒種の次候に変わり、草の中から蛍が舞い、明りを灯しながら飛び交う頃となりました。 古くは、暑さに蒸れて腐った草や竹の根が、蛍になると信じられていたそうです。 水辺や野の暗がりに浮かんでは消える蛍の光は、まさに夏の風物詩。 夏の夜を幻想的に照らし出してくれます。 飛び交うホタルの群れ・蛍火 夜。月のころはさらなり。やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。 ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。」 これは、清少納言の枕草子『春はあけぼの』に登場する有名な一節です。 夏は夜が趣深い。月が出ている夜はもちろんのこと、闇夜もまた、蛍が多く飛び交っている様子も良い。また、それらがただ一つ二つと、ほのかに光って飛んでいるのも良い。夜に雨が降るのも趣があって良いと、綴っています。 短い一節ですが、閑雅な光景が浮かんできますね。 蛍が放つ淡い光は「蛍火」と呼ばれ、夏の季語にもなっています。 昭和42年夏、倉敷市酒津のクラレ北社宅に住んでいた。当時は冷暖房器もなく、家の扉もあけて蚊帳の中に寝ていた。夜中にホタルが部屋に飛びこんでいた。
★
かたつむり
★カタツムリの歩み
★平家蛍
★たまあじさい
★第二十七候「梅子黄 (うめのみきばむ)」 6/16~6/20頃 候が芒種の末候に変わり、青々と大きく実った梅の実が、黄色く色付き始める頃となりました。 梅の実が熟す頃の雨” ということから「梅雨」になったとも言われ、梅雨時である陰暦5月を「梅の色月」と美しく言い表した言葉も残っています。 梅の実
★日の丸弁当"は超合理的な食品
★近所のパンを製造している店の前に咲いていた花を張りつけた ヒペリカムカリシナム [オトギリソウ科オトギリソウ(ヒペリカム)属の黄色の花が目立つ季節である。昔はビヨウヤナギを見る程度だったが、キンシバイを見るようになり、ヒペリカム・ヒドコート、ヒペリカム・アンドロサエマム、など次々と国外から入ってきて、同定がややこしくなった。 ビヨウヤナギ、キンシバイやその園芸品種ヒペリカム・ヒドコートが中国原産であるのに対して、ヒペリカム・アンドロサエマムやヒペリカム・カリシナムは南ヨーロッパから中近東が原産地とされる。ヒペリカム・カリシナムは、比較的背の低い品種で、グラウンドカバーとして人気がある。長い沢山の雄しべと、やや開いた5枚の花弁が特徴である。5-7月が花期で、梅雨の雨に負けずに咲く。 学名はHypericum calycinum、オトギリソウ科オトギリソウ属で、トルコ、ブルガリアが原産地の常緑低木。日本名でセイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)と呼ばれることもあるが、学名で呼ぶ方が紛れが無く良さそうである。] 2024.06.10 記す ★ラジオ体操広場への道筋の家に咲いていた花を張りつけた [ガウラ(白蝶草)の穂状に咲く小花が風に揺れる様子は、白い蝶が群れて飛んでいるようで、やさしい風情が感じられます。性質は強健で耐暑性もあり、初夏から晩秋まで次々と花を咲かせながら株が大きく成長していきます。花壇の背景、コンテナの寄せ植えから、広い場所での景観植物としての利用まで、幅広い用途があります。またフラワーアレンジメントでは空間を埋めるフィラーフラワーとしても使いやすい花です。花弁は4枚で、長い雄しべがよく目立ちます。1つの花は短命で3日ほどで散りますが、花つきがよく、ほとんど途切れることなく咲き続けます。ガウラ属は、北アメリカに20種ほどがありますが、観賞用に栽培されるのは本種、G・リンドハイメリ(Gaura lindheimeri)で、日本へは明治時代中ごろに入ったといわれています。以前は、草丈1m以上に伸び、白花だけでしたが、近年、濃いピンクの‘シスキューピンク’の育成に始まり、複色、草丈の低いものなど、多くの園芸品種が育成され、利用されるようになりました。] 2024.06.12 記す ★イトウゴフクテンの店の近くに咲いていた花を張りつけた [サボンソウ(Saponaria officinalis) ナデシコ科サポナリア属) 植物名のサポナリア・オフィチナーリス(Saponaria officinalis)は、サポナリア(石鹸のような)を、オフィチナーリス(薬))は薬用に用いられていたことを表します。名前の通り、根や葉にはサポニンが含まれていて、さまざまな方法を使い石鹸液を作ります。ソープワート、すなわちサボンソウの名前はここからきました。]2024.06.12 記す。 ★ラジオ体操広場に近い知人Mさんの家の庭の植え込みに咲いている花を張りつけた [チロリアンランプはブラジル原産のアオイ科イチビ属のつる性低木です。 学名はアブチロン・メガポタミクム「キングベル」で、和名はウキツリボク(浮釣木)といいます。ほおずきのような丸く小さく膨らんだ赤い「ほう」から、黄色い花が釣り下がって咲きます。] 開花時期は6~10月と長期間。 2024.06.13 記す ★沙羅双樹 開花時期は6月から7月頃で、葉腋に1個の花柄を出し、丸い大きめのタマアジサイのような蕾を付け、 大きさ5cm前後の純白で気品のある5弁花を咲かせます。花の大きさはヒメシャラより大きい。 花弁は5枚で薄く、縁は波打ち繊細でフリルのようなしわがあります。花は一日花でその日開いた花は、一日で散ってしまいます。 別名はシャラノキと呼び、仏教三大聖木、沙羅(双樹)、菩提樹、無憂樹(ムウジュ)の1つでお釈迦様に縁のある木とされています。 沙羅はインド中部~ネパール原産の常緑高木で、フタバガキ科の植物です。成長すると高さは10~20mになります。
★平家物語
★ラジオ体操広場への途中のお宅の家の前に咲いていた花を張りつけた [クチナシ Gardenia jasminoides Ellis(Rubiaceae) アカネ科 クチナシは梅雨どきに大型で純白の6弁花を咲かせて強い香りを漂わせ、秋には橙赤色の果実をつけます。この果実は黄色の染料として利用され、また漢方では山梔子(さんしし)として用いられていますが、熟しても裂開しません。つまり口が開かないことから「クチナシ」の和名がつけられたとされています。ただし、庭木としてよく栽培されているクチナシは、大型の花で八重咲きのオオヤエクチナシ(別名ヤエクチナシ、英名ガーデニア)が多く、こちらは花は豪華ですが実はつけません。近縁種に樹高30~40cmの低木で地表を這うように枝が横に広がるコクチナシや葉が丸いマルバクチナシなどがあります。] ★六月二十九日 誕生日の花。クチナシ(Cape jasumine)(アカネ科) 花言葉;私は幸福すぎる 純潔 2024.06.13 記す。
★くちなし
★2024.06.17(月):朝六時三十分からのラジオ体操が終って小野田さんのお宅に向かって歩く。奥さんが畑で作業されていた。朝の挨拶をして、花を撮影。
グラジオラス・スプレイ菊を数本切ってくださった。 ★グラジオラスの基本情報科・属 アヤメ科グラジオラス属 植え付け時期:3〜5月 植える場所:日当たりがよい場所で育てる 水やり 庭植えの場合は不要。鉢植えの場合はこまめに水やりする 肥料:4~9月 開花時期:6〜9月 グラジオラスとは、ユリのような大輪の花をいくつも咲かせる球根植物です。ピンク色や黄色、赤色などカラフルな花色で、初夏〜秋にかけて見頃を迎えます グラジオラスの葉は細長く、すらっとした見た目が特徴です。地植えはもちろん、鉢植えやフラワーアレンジメントなどでも楽しめます。 グラジオラスの育て方は、日当たりと水はけのよい場所に植えます。植え付け時期は3〜5月頃で、球根の3倍ほどの深さの穴を掘って植えましょう。水やりは、グラジオラスは多湿が苦手なことから、土がしっかりと乾燥したら水やりします。ただし、成長期にはたくさんの水を必要とするので、土が乾燥したタイミングでたっぷり水を与えてくださいね。 そのほか、庭植えのグラジオラスには、元肥と開花したらお礼肥を施しましょう。 鉢植えなら、元肥の他に月に1回ほど置き肥を与えたり、月に3回くらい液肥を施します。 肥料はリン酸やカリが多めのものを選んで、与えるとよいです。 グラジオラスは丈夫な植物なので、育てやすいことから初心者の方にもおすすめです。 グラジオラスの球根は植えっぱなしにしても大丈夫? グラジオラスは寒さに弱い傾向があるので、秋頃に球根を掘り上げたら、翌年の春まで保管しましょう。 はじめに球根を慎重に掘り上げたら、日陰の風通しのよい場所で暫く乾燥させてください。その年に植え付けた古い球根は捨てて、上の部分にできた新球やそのまわりにできた木子は取り除き、別に保管します。]2024.06.17 記す ★「スプレーマム(スプレー菊)は、1本の茎から枝分かれしてたくさんの花をつける洋菊のこと。アメリカで品種改良され、スプレー状に花をいくつも咲かせる、明るい花色が特徴のスプレーマム(スプレー菊)ができました。日本では本来の菊と並んで秋の代表的な花となっています。」 2024.06.17 記す。。 ★2024.06.19(水):ラジオ体操終わっていつもとちがう道を帰った。途中、ブラックべリーが植えられているお宅の花畑がある。その実を頂き、撮影して帰る。写真を張りつけた [ブラックベリー:科・属 バラ科・キイチゴ属 英名 Blackberry 学名 Rubus 原産地 アメリカ、ヨーロッパ 開花期 5~6月 ブラックベリーは初夏に黒い実をつける落葉性のツル性植物です。生食でも加工するのにも向いています。性質がとても強く、病虫害の心配も少ないことから、無農薬でも簡単に育てることができます。実が柔らかくなってからが食べごろのため、日本では果物としての流通は少なく、育てないと手に入らない果樹と言えます。ブラックベリーの実は、グリーン色から赤、黒に変化したころが食べごろです。ブドウのように房がいっぺんに食べごろになるわけではなく、それぞれバラバラに色づいていくのが特徴です。実を触ってポロっととれる頃が甘くて食べごろです。 品種も多品種あり、花の色は白やピンクなどがあります。もともとはトゲがある植物ですが、最近流通している品種はトゲなし品種が一般的なため、誘引なども簡単にできるようになりました。地植えの他、鉢植えでも栽培可能です。ツル性を生かしてアーチやフェンス、トレリスなどに這わせると美しい植栽になります。 ]2024.06.19 記す 追加:2024.06.24、槌田さんが、下の写真の木から鉢植えしたブラックベリーを下さった。ラジオ体操から帰って、庭の東側の塀の側に置いた。2024.06.25さらに同じ場所に移した。
★2024.06.19(水):ラジオ体操が終って帰り道のお宅の庭に咲いていた花を張りつけた
[テッポウユリ(鉄砲百合、学名 Lilium longiflorum)は、ユリ目ユリ科ユリ属の多年生草本球根植物である。ラッパに似た形の筒状の花を横向きに咲かせる。 特徴 丈が 50cm-1m 程度に生長し、楕円形で長い葉をつけ、葉脈は水平方向に入る。原産地での花期は 4-6 月で、茎の頂上に純白で細長い花を横向きにつける。花長は 10–15 cm、直径 5 cm ほど、花弁が6枚あるように見えるが根元がつながっており筒状になっている。雌雄同花である。 本種は外見・生態上の特徴が後述の近縁種タカサゴユリに酷似するが、一般にタカサゴユリよりも小型であり、葉が太めで、花が白く筋などが入らない点で区別する。ただし、本種はタカサゴユリとの園芸交雑種が多く、変異も起きやすいとされ、違いが判別しにくい場合も多い。一般的に球根植物は乾燥に強いが、本種は、乾燥に弱い。] 2024.06.20 記す
★ヒメサユリ 日本にはユリの仲間が10種以上自生しています。その一つがヒメサユリで5月に花径5~6cmの桃色の優しい花を咲かせます。多くのユリは、茎がある程度成長してから花芽がつくられるため、植えたあとの手入れや場所が悪いと花をつけませんが、ヒメサユリは前年の夏に蕾がつくられるため、植えればほぼ確実に開花する特質があります。 東北地方南部から新潟県の特産種で、山地から亜高山帯の草原に見られます。生産品が普通に販売されていますが、暑さに弱く、高山植物として扱う必要があります。茎はまっすぐか、やや斜めに伸びて高さ20~50cm、葉は幅広く少し厚みがあります。花には香りがあり、濃い桃色で葯は黄色、細い漏斗形で横向きに咲きます。 ★ササユリ:2024年06月28日(金)の誕生日の花がササユリ(ユリ科)だということで張りつけた。 古事記、万葉集にも登場する日本古来のユリです 葉の形がササに似ている事から名前が付けられ、清らかで芳香の花として、広く人々に親しまれ花言葉が付けられました 凛とした品格と美しさは日本が誇る原産のユリです ササユリ(ユリ科) 花言葉:希少価値 ★岐阜県御嵩町によると、約1万株が自生するとされ、有志がパトロールするなどして、イノシシの食害から守ってきた。 2024.06.28 記す。 ★2024.07.31(水):ラジオ体操が終って帰り道の私の家に近い道ばたに咲いていた写真を撮影・検索した。 ★タカサゴユリは、ユリ科ユリ属台湾原産の外来植物です。 7月から9月頃になると、テッポウユリに似た白い花を咲かせます。 花の長さは15〜20cmほど(直径は5cmほど)で、テッポウユリの花は横向きに開花して下にややうつむくことがあります。葉は細長いです。 タカサゴユリとテッポウユリの違い タカサゴユリとテッポウユリのどちらもユリ科ユリ属の植物ですが、タカサゴユリは「外来植物」、テッポウユリは沖縄原産の「日本固有種」の一つです。 タカサゴユリの葉は細長くて松の葉に似ていますが、テッポウユリは笹の葉のようにややふくらみがあります。 タカサゴユリとテッポウユリは花にも違いがあります。 タカサゴユリの花の大きさは15cmから20cmほどで、テッポウユリは10cmから15cmほどです。小さいほうがテッポウユリと覚えましょう。 また、タカサゴユリにはピンクの筋が入りますが、テッポウユリには筋がありません。筋の有無でも判断してください。 タカサゴユリに毒性はあるの? 猫が食べると危険? タカサゴユリの葉を猫が食べてしまうと、嘔吐をすることがあります。最悪の場合、猫が死んでしまうこともあるため注意をしましょう。タカサゴユリに限らずユリ科の葉でも猫には毒です。 タカサゴユリは、見た目が猫草に似ていてさらに猫が嫌うニオイがありません。猫がその毒性に気がつかずに食べてしまうことがあるので、猫がいる家での栽培は注意が必要です。 タカサゴユリが繁殖しすぎたら駆除すべき? タカサゴユリは繁殖力がとても強いため、日本では雑草としても扱われます。 いつの間にか庭に入り込んで繁殖することもあれば、地植えしていたタカサゴユリがあっという間に増えることもあります。 タカサゴユリは増えすぎると日本固有種の生態を脅かす危険があるため、繁殖のしすぎには注意が必要です。 繁殖しすぎてしまった場合は、球根ごと引き抜いてしまいましょう。 タカサゴユリ 高砂百合の花言葉は「無垢」、「純粋」です。白い見た目なことから、このような花言葉になったのでしょう。 ★近所のお宅の庭に咲いていた花を張りつけた。 [名前からも分かるようにユリに似た花姿ですが、上向きに花が咲くゴージャスな見た目が魅力の球根植物です。 スカシユリ(Lilium maculatum)は、ユリ科ユリ属に分類される球根植物です。日本が原産で、中部地方よりも北の海岸や崖などに自生しています。自生している環境にちなんで、ハマユリやイワユリなどとも呼ばれます。草丈は20〜60cm。ユリの仲間は香りが強いものが多いですが、スカシユリには香りがないのが特徴です。 花の特徴 スカシユリの開花期は6~8月ですが、地域によって異なります。太平洋側に分布しているものは7~8月、日本海側は5~6月に咲きます。 ユリの多くは下向きに咲きますが、スカシユリは上向きに咲くのが大きな特徴です。花弁の付け根部分が細くなっていて、花の基部が透けて見えます。これがスカシユリという名前の由来になっています。 スカシユリの花色はさまざまで、オレンジや白、黄、赤、ピンクなどがあります。 花言葉:スカシユリの花言葉は、「注目を浴びる」「飾らぬ美」「神秘的な美」「偽り」など。花の付け根が透けており、上向きに咲く花姿から「注目を浴びる」といった花言葉がつけられたのでしょう。また「飾らぬ美」は、美しい花に香りがないことからきているのでしょうか。] 2024.06.05 記す。 ★ヤマユリ 日本には10種以上のユリが自生しています。中で園芸的に最も重要なユリの原種がヤマユリです。 ヤマユリは本州の平地から山地に分布し、日陰がちの斜面や、明るい林、草原に見られる球根植物です。7月から8月に、強い香りのある、花径20cm強の大きな花を1~10輪ほど咲かせます。花弁には白地に黄色い帯状の筋が入り、えんじ色か紫褐色の細かい斑点が散ります。まれに斑点のない「白星(しろぼし)」と呼ばれるものや、花弁の筋が紅色になった「紅筋(べにすじ)」などがあり、少量ですが生産されて市販されています。茎は斜めに伸びて高さ120~200cmになり、その先端に開花します。 ヤマユリと同様に栽培できる野生のユリに、カノコユリ(Lilium speciosum)やタモトユリ(L. nobilissimum)などがあります。ヤマユリとこれらを交配して、豪華な花を咲かせる園芸品種の系統、オリエンタル・ハイブリッドがつくられています。 2024.08.08 記す。 ★カノコユリとは 四国南部や九州西部を中心として台湾や中国南東部まで分布するユリです。地域によって自生環境は異なり、九州では海岸近くの岸壁や草原、四国では内陸の岩壁などで見られます。鹿児島の甑島は群生地として有名です。『鹿ノ子百合』の漢字を当て、花に紅色の鹿ノ子絞りみたいな模様が入るところから来ています。学名のスペキオスムは『美しい』という意味です。 主な開花期は7月中旬~8月中旬で、日本に分布するユリの中ではやや遅めです。径10cmほどの花を下向きに咲かせます(まれに上や横向きに咲くものもあります)。草丈は大きくて1.5mほど、1茎に10~20輪ほど咲きます。花びらは大きく上に反り返り、オーソドックスなタイプは縁部分が白で中心部分に行くにつれて紅色になります。茎は直立するか、湾曲して伸びます。 花色をはじめ、個体によって様々な違いがあります。花色は濃紅~ピンク、中には全く色の付かない白花もあります。花粉の色も赤褐色と黄色があります。球根の色も赤紫~黄緑色まで色幅があります。おもしろいことに赤みの強い球根ほど、咲く花の色が濃い傾向があります。また、色の淡い球根は苦みが少なくて食用になります。ウイルス性の病気に比較的強くて、つきあいやすいユリのひとつです。 球根は飢饉の祭の救荒食物となったと言われています。ヨーロッパへはシーボルトによって持ち込まれました。ヤマユリなど他の種と掛け合わせて作られた交配種のオリエンタル・ハイブリッドは大輪で美しく人気があります。 2024.08.08 記す。 ★ユウスゲは本州・四国・九州の日当たりの良い草地に生育する、高さ1~1.5mほどになる多年草です。 中国などに分布する ウコンカンゾウ Hemerocallis citrina の、日本にのみ分布する変種(固有変種)とされます(独立種とする見解もある)(大橋広好・門田裕一ほか編.2015.改訂新版 日本の野生植物1.平凡社.p.238)。岡山県でも降水量の多い県北部を中心にほぼ全域に分布していますが、少雨乾燥の気候である県南部では少なく、湧水湿地周辺などの自然草地でまれに生育が見られる程度です。 対して県中~北部では、湿地周辺に加えて、やや湿った田の畔、林縁草地、火入れが毎年行われているような半自然草地など、様々な草地環境に生育しています。 花期は7~8月で、高さ1~1.5mほどの花茎の先に花序をつけ、夕方頃から翌朝にかけて、6枚の花被片が根元で合着し、先が軽く反り返った直径7~10cm程度のラッパ状の花を咲かせます。 ただ、あまり厳密に時間を決めて咲いているわけではなく、午前中が晴れで昼頃から降雨があるなど、薄暗くなり気温が下がるような、つまり夕暮れ時に似た環境変化があった場合には、昼過ぎ頃から咲くこともあります。 花被片は鮮やかなレモンイエローで、長さは5~8cm程度、基部の合着した筒部は3cmほどです。 花の中央からは6本の雄しべと1本の雌しべが突き出しており、いずれも先はやや緩やかに上方に屈曲しています。 花には芳香があり、夜間に活動するスズメガの仲間などが訪花しますが、つき出した雄しべや雌しべが足場となることで、ちょうどスズメガの腹部あたりに葯や柱頭が触れるようになっているようです。 葉は地際から束生し、幅5~15mm、長さ40~80cm程度の線形をしています。 花後には直径1~2cmほどの俵形の蒴果ができ、8月下旬~9月頃に熟して、先端が3つに裂開して種子が散布されます。 種子は5mmほどの光沢のある黒色でゆがんで角張った卵形をしています。 2024.08.09 記す ★ニッコウキスゲ (日光黄菅) 別名:ゼンテイカ(禅庭花) 学名: Hemerocallis dumortieri var. esculenta ススキノキ科 ワスレグサ属(キスゲ属、ヘメロカリス属、カンゾー属ともいう) (※)ニッコウキスゲはユリ科(Liliaceae)に分類されていましたが、APG分類でススキノ科(anthorrhoeaceae)に分類され、さらにAPG分類の第4版(2016年~)よりススキノキ科はツルボラン科(Asphodelaceae)に名称を変更しました。 花図鑑など資料によって科名が異なるのは、APG分類で名称変更がここ数年で何度か行われてきたためのようです。 ・ 多年草 ・ 分布: 本州の中部地方以北、北海道とサハリン南部、南千島に分布する ・ 花の色が黄色く,葉は萓笠を作るカサスゲ(笠萓)に似ていて 日光地方に多いことからこの名前になった。 ・ 花は朝開いたものは夕方に萎む。毎日咲いているから 々と別の花が咲いているのでしょう ・ ニッコウキスゲは日光の戦場ヶ原の群生地が有名です ・ ユウスゲ(キスゲ)との違いは、開花時期と花の色、決定的なのは咲いている時間帯です
2024.08.24 記す。 ★オオバギボウシ 花期 7~8月 ユリ科 [生態]日本各地(沖縄を除く)の産地の草原などに生える多年草。 [特徴]花茎の高さ50~100cm。葉は卵円形で長さ30~40cm、幅10~15cmと大きい。葉面には10~15本の支脈が明瞭にあり、表面はやや光沢がある。花茎の上部の総状花序に紫白色の筒状の花をつける。花の長さ4~5cmで細長く、先は6つに裂ける。若葉こころの葉柄はウルイと呼ばれ食用にされる。観賞用に栽培されていて、生育地によってさまざまな大きさのものがある。『日本の山野草』(成美堂出版)P.327 ★我が家の庭に咲いたヤブランは、日本各地の林床などで普通に見られる常緑性の多年草です。ほぼ一年中同じ草姿を保ち、性質が強く、丈夫で手のかからない植物なので、古くから緑化や造園の植栽材料として広く利用されています。耐寒性と耐暑性が強く、日なたから日陰まで幅広い環境に適応し、病害虫の被害もほとんど見られず、土質もあまり選びません。 革質の細長い葉は、しなやかで堅く、8月から10月には長い穂を伸ばして、青紫から白色の花を咲かせます。ジャノヒゲ(Ophiopogon japonicus)に似ていますが、ジャノヒゲは青紫の実がなり、ヤブランは黒い実がなるので区別できます。 ヤブラン属(Liriope属)には5種があり、日本には、ヤブラン、ヒメヤブラン(L. minor)、コヤブラン(L. spicata)の3種が自生しています。斑入りや花色の異なるものなど20ほどの園芸品種があります。最もポピュラーで栽培や流通の多いのは、明るい黄色の縦縞が入る斑入りヤブランで、‘ゴールド・バンデッド’(‘Gold Banded’)とも呼ばれます。 キジカクシ科(クサスギカズラ科) / ヤブラン属(リリオペ属) ※科名:ユリ科で分類される場合もあります。 2024.09.15
★ウツボグサ 東アジアの温帯から寒帯にかけて広く分布しており、日本中どこにでも見られる多年草です。日当たりのよい山野の草地や路傍に自生しています。草丈は15~30cmになり、茎はシソ科か特有の四角、広披針形の葉を十字対生し、全体にあらい毛が密生しています。花期は6~8月です。シソ科には特有の臭いがありますが、無味無臭です。生薬での名前は、真夏の暑い日、花穂が急に枯れたように褐色になり、まさに立ち枯れた姿になることから「夏枯草」と名前がつきました。ウツボグサの名は、弓矢を入れる道具の「靫」に見立てたことに依ります。近縁種の高山に生えるタテヤマウツボや本州北部、北海道に生えるミヤマウツボは薬用にはしません。 「空穂」(うつぼ)とは、合戦や狩猟を行う際、空洞である内部に矢を収納し、携帯するために用いられていた筒型の道具です。 空穂に矢を入れておくことで、雨露に濡れたり、物に当たって破損したりすることを防いでおり、室町時代以降の武士達が盛んに使用したことでも知られています。また空穂台は、空穂と弓を一緒に運ぶために使われていました。 本空穂と空穂台で特に目を引くのが、黒地に金色で配された「丸に変り切竹クルス紋」の意匠です。「クルス紋」とは、十字型の紋章のこと。その形状がキリスト教の十字架にも通ずることから、本空穂と空穂台の制作者、または所有者がキリシタンであったと推測できます。空穂と空穂台が、両方揃って現存していることは非常に珍しく、大変貴重な道具であると言えます。
★第二十八候「乃東枯 (なつかれくさかるる)」 6/21~6/25頃 候が夏至の初候に変わり、乃東が枯れていく頃となりました。 乃東とは、冬至に芽を出し夏至に枯れる「夏枯草 (かこそう)」の古名で、紫色の花を咲かせる「靫草 (うつぼくさ)」の漢方名でもあります。 今回の候「乃東枯 (なつかれくさかるる)」は、冬至の初候「乃東生 (なつかれくさしょうず)」と対になっています。 ★クレマチス 2024.06.23(日)15時57分 近所のお宅の庭に咲いていた花を撮影。 Gogle の画像で検索を行った。 大部分は「クレマチス」であった。中に「テッセン」「デニーズダブル」「ユニーク・スピリット」の名も見られた。 2024.06.23 記す。
★第二十九候「菖蒲華 (あやめはなさく)」 6/26~6/30頃 候が夏至の次候に変わり、菖蒲の花が美しく咲き始める頃となりました。 「いずれあやめか杜若」 これは、どちらも優れていて優劣がつかず、選択に迷うことのたとえです。
菖蒲 (ショウブ) 言葉通り、非常に姿かたちが似ていて見分けがつきにくいアヤメ・ハナショウブ・カキツバタですが、まず5月上旬にアヤメから咲き始め、続いて5月中旬にカキツバタ、5月中旬から6月下旬になるとハナショウブが咲き出します。 菖蒲は「あやめ」とも「しょうぶ」とも読むことが出来ますが、「菖蒲華」の菖蒲は、花の咲く時期から「ハナショウブ」ではないかと考えられています。 菖蒲の花 これら三つの見分けるポイントは、花弁のつけ根を見ることです。 どれも紫色の花をしていますが、アヤメには網目模様、花菖蒲には黄色い菱形模様、杜若には白く細い線が入っているのが特徴です。 また、咲いている場所で見分ける方法もあり、アヤメは水はけの良い草地に、カキツバタやハナショウブは水辺や湿地に咲きます ★菖蒲の花を張りつけた。 Googleで「あやめ・杜若・菖蒲」を検索してその特徴を以下の表にまとめた あやめ・杜若・菖蒲は開花時期や自生地だけでなく、見た目にもいくつかの違いがあります。 以下にそれぞれの特徴をまとめたので、見分ける際の参考にしてみてください。
参考になる記事でした。
★2024.06.26(水)ラジオ体操が終っていつもの帰り道か遠回りしてかえった。途中で見つけた花を撮影した [アガパンサスは 学名, Agapanthus; 和名, アガパンサス ; 別名, ムラサキクンシラン(紫君子蘭)、アフリカンリリー ; 科名, ヒガンバナ科(旧ユリ科) ; 原産地, 南アフリカ. アガパンサスはさわやかな涼感のある花を多数咲かせ、立ち姿が優雅で美しく、厚みのある革質の葉が茂る様子には力強さも感じられます。南アフリカに10~20種ほどの原種が自生し、交配などにより300以上の園芸品種が育成されています。性質が強く、植えっぱなしでほとんど手がかからないので、公園などの花壇やコンテナの植え込みに利用され、また切り花としてフラワーアレンジメントにも使われています。 草丈、株張りともに1m以上になる大型種から、小鉢でも育てられる草丈30cmくらいの小型種まであり、花形も花筒の短い盃状のものから細長い花のもの、星形のように切れ込みの深いものや、ラッパ状の花形など、バラエティーに富んでいます。性質としては、周年葉が茂る常緑性のものと、冬期は地上部の葉が枯れて休眠する落葉種とがあり、その中間のタイプの品種もあります。 ※科名:ネギ科、ユリ科、ムラサキクンシラン科で分類される場合もあります。 草丈/樹高 0.3~1.5m 開花期 5月下旬~8月上旬 花色 青紫,白,複色 耐寒性 落葉種は強い。常緑種は半耐寒性 耐暑性 強い] ※7月3日誕生日の花:アカバンサス(ユリ科)花言葉:恋の訪れ 愛の便り。 2024.06.26 記す。 ★2024.06.27(木)ラジオ体操が終っていつもの帰り道にある農園に咲いている花を撮影した [コスモスの花は、ピンクや白に加えて濃赤、黄やオレンジ色、複色が登場し、年々カラフルになっています。性質はいたって丈夫で、日当たりと風通しがよい場所であれば、あまり土質を選ばずに育ちます。 日本の秋の風物詩となっているコスモスは、コスモス・ビピンナツス(Cosmos bipinnatus)という種類です。メキシコの標高1600m以上の地域に自生し、日本と同様に、秋になると道路わきや休耕地で、ピンクやまれに白い花を咲かせて群生するのが見られます。 このコスモス・ビピンナツスは、日が短くなると花芽をつける短日植物なので、かつては夏にタネをまき、秋に花を楽しむものでした。和名の秋桜は、その開花期にぴったりの名前です。しかし、近年は、それほど日の長さに影響されずに開花する早生品種が主流になり、春にタネをまいて夏から開花を楽しむケースがふえています。ただし、秋にならないと開花しない晩生品種を早い時期にタネまきすると、開花する秋までに草丈が高くなりすぎるので、8月に入ってからまきましょう。早生品種もまく時期が遅ければ遅いほど、低い草丈で楽しめます。 形態 一年草 原産地 メキシコ 草丈/樹高 50~120cm程度 開花期 6月~11月] ★吉村冬彦博士の『柿の種』より
★6月30日、誕生日の「花:カンナ(カンナ科)花言葉:情熱 尊敬 を張りつけた。
[カンナは真夏の炎天下、大きな葉の間から鮮やかな花を元気に咲かせます。現在の品種の多くは、1850年ごろからアメリカ、フランス、イタリアなどで、さまざまな原種間で交配を繰り返して作出された品種で、ハナカンナと呼ばれています。花が大きく、花色も変化に富んでいます。また、葉色が美しい品種も多く、赤や黄色の縞斑、白のはけ込み斑、銅葉など多彩です。
※私は黄色のカンナが馴染み深い。この花が咲いていた季節・花畑が思い出される。 2024.06.30 記す。
★こばいけいそう
★第三十候「半夏生 (はんげしょうず)」 7/1~7/6頃
七十二候が夏至の末候に変わり、半夏が生え始める頃となりました。 「半夏」とはサトイモ科の「烏柄杓 (からすびしゃく)」の別名で、この頃、山道や畑などに生え始めます。 カラスビシャクは「狐のろうそく」、「蛇の枕」とも呼ばれ、名前のとおり、ひょろっと不思議な形をしています。
カラスビシャク 「半夏生 (はんげしょう)」は、七十二候であるとともに、雑節のひとつにも数えられます。 かつて半夏生は、夏至から数えて11日目とされていましたが、今では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日になっており、毎年7月2日頃にあたります。 農家にとっては大切な節目の日とされ、農家はこの日までに田植えを済ませ、このあとは田植えをしないという風習があります。 「半夏生前なら半作とれる」という言い伝えは、田植えが遅れても、半夏生の前なら平年の半分までは収穫できるという教えです。 カラスビシャク 畑地や野原など、日当たりが良くて乾燥した場所によく生えている多年草です。結実率は悪いのですが、地中の球根や、葉のつけ根と柄にできる「むかご」でどんどん増えていきます。 雑節のひとつの半夏生は、7月2日ごろのことで、半夏(カラスビシャクのこと)の生えるころと言う意味合いがあります。ただ、7月まで待たずとも、早いものでは4月から5月には葉を出し、花を咲かせ始めます。花は緑色の苞に包まれるようにして咲くため、外側からその様子をうかがうことはできません。紫がかった色の苞をつける株もあり、ムラサキハンゲと呼ばれています。 名前は、苞に包まれた花のかたちをひしゃくに見立て、小さいことからカラスが使うものとしてつけられたものです。球根は薬用として使われ、漢方で「半夏」と呼ばれています。 2024.07.26 記す。
★たまあじさい
★虱
★蚤
★時計草
★ごぜんたちばな
★駒草
★とうがらし
★2024.07.03、ラジオ体操広場の横のお宅に咲いていた花を張りつけた
[キキョウは東アジアに広く分布する多年草です。日当たりのよい草原に見られますが、国内ではそのような場所が激減したため絶滅危惧種になっています。茎はまっすぐに伸びて高さ10~120cm、先端近くに直径5~7cmの花を1~10数輪咲かせます。根は太くまっ すぐに伸びて、ニンジンを小ぶりにしたような形です。この太い根は漢方薬にも利用されます。 古来より美しい花が人々に愛され、万葉の時代から観賞されていました。かなり早くから園芸品種が成立していたらしく、貝原益軒の『花譜』(1694年)に「紫白二色あり。(中略)八重もあり」と紹介されています。また、1年後に刊行された『花壇地錦抄』(1695年)には絞り咲きや各種の八重咲き、「扇子桔梗(おうぎききょう)」と名づけられた帯化茎(たいかけい)のものなどがあげられています。 前田利保の命で編纂され、1853年(嘉永6年)に序文が書かれた植物図譜『本草通串証図(ほんぞうつうかんしょうず)』には、現在は見ることのできない緑色の八重咲きや濃い黄色、花弁が基部深くまで切れ込んでそれぞれが外側に丸まってウサギの耳のような形になる「兎耳桔梗」、花弁が平皿のような形になる「紋桔梗」などのほか、現在も見られる桃色やウズキキョウ、早咲きのものが彩色図で収録されています。 残念ながら、これらの多様なキキョウの園芸品種は、その多くが明治の中ごろまでに絶えてしまいました。現在はアポイギキョウ、ウズキキョウ、早生の「五月雨」、‘小町’のほか、八重咲きや二重咲き、またいくつかの色変わりがあるにすぎません。] 2024.07.03 記す。 ★2024.07.03、ラジオ体操広場への途中の菜園に咲いていた花を張りつけた [セイヨウニンジンボクは、花が少なくなる7月から、さわやかなスミレ色の花を咲かせます。生育旺盛で育てやすい落葉低木ですが、あまり栽培されていません。 ハマゴウ属には約250種が含まれ、主に熱帯に分布します。日本にもハマゴウ(Vitex rotundifolia)、ミツバハマゴウ(V. trifolia)が自生します。このなかで、寒さにも強く、花が美しいことから栽培されるのが、セイヨウニンジンボクです。花には芳香があり、葉にも香りがあり、開花期も非常に長いのが特徴です。樹高は3mほどになり、枝も広く張るため、栽培するには多少広い場所が必要ですが、開花時にはひときわ目立ちます。葉は、5~9枚の手のひら状になり、花のない時期でも楽しむことができます。 なお、ニンジンボクの名は、この葉が、チョウセンニンジン(Panax ginseng)に似ることに由来します。 半日程度は日が当たる場所から日なたで、寒風が当たらず、水はけのよい場所であれば、特別な管理をしなくても、毎年よく花を咲かせます。 ※科名:クマツヅラ科で分類される場合もあります。] 2024.07.03 記す。 ★エーデルワイス(レオントホディウム・アルヒスム) 開花期/6~9月 備考/標高約3,500mまでの日当たりのよい草原や岩場、岩礫地などに点在。エーデルワイスというドイツ名がよく知られる(エーデルは高貴、ワイスは白の意)。個体数は多いいが、地味なのでその気にならないと見つからない。草丈5~20cm。 『世界の山草・野草』ポケット事典(NHK出版)より。
★エーデルワイス
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